2011年1月19日 水曜日
隊員候補者の健康診断2日目は眼科と内科。初の胃カメラはやはりそれなりにしんどい。やらずに済めば越したことはないという感じ。散瞳薬の強力さには驚いた。たしかに数時間は車の運転なんて危なくてしょうがない。その場で聞いた限りでは特に問題のあるものはなかったが、後日結果が出るものについてはまだまだ要注意。
今日は大きなニュースが2つ。1つはISSの大気観測装置、復旧断念 費用と年月かかり。SMILESはとうとう復活断念か。本当に残念。もう1つはキムタクが“南極の物語”に挑む!!ちょうど53次隊が出発する前後なので生で見るかどうかは不明。むしろ、根室に建設したという昭和基地のセットを見てみたい。
2011年1月18日 火曜日
隊員候補者の健康診断1日目ということで歯科と耳鼻科へ。やはり親知らずは抜かざるを得ないようだ。あとはまぁぼちぼち。
2011年1月17日 月曜日
Hassler et al. [GRL, 2011]を読む。南極大陸上の4地点のオゾン全量データを使って、オゾン全量の長期変動に対する化学と力学の影響を分離した論文。非常に素朴な解析でわかりやすい結果を出している。驚くような結論ではないが、丁寧な解析をしているのがgood。
2011年1月13日 木曜日
Di Biagio et al. [JGR, 2010]を読む。2009年のSSW時のThuleにおけるライダーとミリ波観測の結果をまとめた論文。南極昭和基地にもうじきライダーとミリ波が入るので、参考にしようということで読んでみた。ただ、結果の記述以上のところにはなかなか到達できていない感じ。やはり1点観測は難しい。我々にとってもこれは課題だけど、より多種の装置を使えるのは昭和基地の強み。
2011年1月9日 日曜日
新年明けましておめでとうございます。
Schimanke et al. [GRL, 2011]を読む。ここ数十年の成層圏突然昇温発生頻度の長期変動についてGCMを使って調べた論文。Ocean-atmosphere
heat fluxのpositive anomalyがEurasian snow coverやblocking発生を増大させ、SSWが起きやすくなり、その下方伝播がヨーロッパ付近の天候を変動させ海洋にも影響し海洋の熱的慣性効果を通じてdecadal
variationを作るということらしい。ありえなくはないと思うが、定量的に本当にきくのかどうかは未知数。観測・データ解析の立場から何か言えるといいんだが。
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