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2011年10月24日 月曜日
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《Diary 2002年8月》

2002年8月31日 土曜日

MLBはなんとかスト回避決定。あとはマリナーズとイチローに頑張ってもらって、ワールドシリーズではドジャースに優勝してもらいましょう。

JGRからreviewers' commentsが届く。2人ともminor revisionでいい感じ。三陸行ってる間に返事を考えよう。


2002年8月30日 金曜日

信号機故障で高崎線が遅れていたので、喫茶店に入ってAllen and Nakamura (GRL,2002)を読む。11/30/1999に観測されたオゾンミニホールに関する論文。ミニホールの生成要因に関しては過去の論文と同じですが、3つの衛星データを使ってozone-equivalent latitude relationshipを作成し、オゾンの3次元分布の再現を行っているところが新しい。しかも、その再現が定量的にも定性的にも驚くほどうまくいっている。下部成層圏では光化学のタイムスケールよりも輸送のタイムスケールの方がずっと短いのでうまくいくのはわかるけど、中・上部成層圏でもオゾン分布の再現がうまくいっているのはちょっと驚き。でもとにかく、この方法を使えば筑波大のTさんがやっているようなオゾンホール内のオゾン破壊の定量的な評価も出来そうだ。

MLBのスト開始設定日前の最後の試合が終了。もしストに突入した場合、マリナーズはプレーオフに出られないし、イチローは首位打者を取れないという最悪の事態になってしまう。なんとかスト回避を!!!


2002年8月29日 木曜日

萩原智子が過呼吸で入院、女子200背決勝を棄権。たいしたことなければいいんだが。その代わりと言ってはなんですが、女子200背では寺川が、女子100自では永井が頑張ってました。

ようやくD論を本格的に書き始め。ついでに国際シンポジウムのアブストラクトも書き始め。てっきり200字くらいのでいいのかと思っていたら、2-4ページ書かなければならないことが判明。31日の締め切りに間に合うか?


2002年8月27日 火曜日

フランスからの留学生Gくんの送別会。写真を撮って飲んで歌って。今回の留学が彼の今後の研究にとって有益だったかどうかはよくわかりませんが、少なくとも3ヶ月間楽しく過ごせたのであれば嬉しい限りです。フランスに帰っても頑張ってください。全然関係ない話ですが、彼の半被姿を見てアンディ・フグを思い出したのは俺だけだろうか?やたらと似合ってたなぁ。


2002年8月26日 月曜日

ダイエーの秋山が今季限りでの引退を発表。西武時代から1番好きなプロ野球選手だったので非常に残念。ホームラン王と盗塁王を両方取れる人なんてこれからもまず出てこないでしょう。本当にお疲れ様でした。

西武の西口が9回2死までノーヒットノーランだったのに小坂に打たれて大記録を逃す。詰めが甘い.....


2002年8月25日 日曜日

昨日、パンパシフィック水泳が開幕。萩原智子が女子100m自由形で千葉すずの記録を更新。日本選手権の好調ぶりを維持しているようです。北島も公約どおり、男子100m平泳ぎで優勝。しかし、右肘痛のため200平の欠場が決定。残念。ソープは順調に2冠獲得。


2002年8月24日 土曜日

成田-オーストラリア間の定期便を使ったCO2のサンプリングが200回を超えたそうです。by 朝日新聞。将来的には離着陸時を使って高度分布を計る予定もあるようです。個人的には、CO2くらい安定で、季節変動と経年変動のどちらかのシグナルだけを持っている物質が計れると嬉しいですが、どんなもんかな。

生まれて初めて九連宝塔をくらう。目の前で見たのも初めて。本当にビックリした。やった本人はロンするまで妙に静かでした。相当ドキドキしたらしい。


2002年8月23日 金曜日

今日は今後の方針等についてS先生とディスカッション。ついで(?)に高高度気球に使われている3.5μmフィルムのサンプルをもらう。マジで薄いなぁ。しかし、Y先生の話では、クリーンルームで作ればもっと薄くなるらしい。技術の進歩は凄い!


2002年8月22日 木曜日

今日は光学ゾンデの低温試験。ゾンデ本体をチェンバーに入れ、圧力を5mmHgくらいまで落としていく途中で気圧センサ、気温センサの出力を調べる。どちらのセンサも今回新しく作られたものらしく、製作したクリアパルスのほうでもきちんと較正はしていないらしい。

1機目の圧力を5mmHgまで下げたところで、チェンバとポンプの間の弁を開け閉めするためのハンドルがバカになるというトラブル発生。Mさんが中を開けて修理。説明されるとわかるんだけど、こんなもの自分で修理するのは絶対無理、という感じで見てました(仕事してねぇなぁ)。とりあえず1時間くらいのロスで試験再開。

3機目の気圧の出力があまりにもチェンバに付いてる気圧計の出力とかけ離れているため、気圧を上げ下げしてゾンデの気圧計の出力を調べる。すると、上げ下げするたびに気圧の値が変わることが判明。しかもランダムにではなく単調減少。一体これはなんなんだ?と全員で頭を悩ませていたが、結局ゾンデの送信機がオンになっていたことが原因だったらしい。鉄の塊であるチェンバ内でかなり強い1.6GHzの電波を飛ばしたために、出力を変化させてしまったらしい。というわけで、今日1日かけて調べた結果は全て破棄して、ゾンデの送信機をオフにした状態で一から測定しなおすことに決定。しかし私は諸般の(些細な)事情によりここでリタイア。Mさんは帰仙の予定を変更してもう1泊して試験を続けることに。本当にご苦労様です。

宇宙研に入るときに渡された入構証代わりのバッジを紛失して紛失届を書かされる。守衛室の皆さん、ご迷惑をおかけしました。というわけで宇宙研での3日間が終了。いろいろと勉強になった3日間でした。


2002年8月21日 水曜日

昨日から、9月に三陸であげる光学オゾンゾンデの温度試験のお手伝い(というより単なる見学だけど)のために宇宙研に宿泊中。昨日は結局作業内容をまとめてる時間もなかったので、ここでまとめて書いておきます。

まず、今回使用する光学ゾンデは、採光面を通ってきた光をスプリッタで2つに分け、可視光を通すフィルタと紫外光を通すフィルタにそれぞれ通して、フォトダイオードで受けてその出力から差分吸光法を用いてオゾンの高度分布を求めるというもの。対象領域は、紫外光が充分強く、なおかつ高高度気球が到達可能な中・上部成層圏。また、VaisalaのECCゾンデと一緒にあげて、下部成層圏付近でのvalidationもします。まだ原理をあまり理解してないのでこれくらいしかわかりません。

今回の試験の目的は、使用する2種類のフィルタの温度特性を、それぞれのゾンデに使用されているフィルタについて調べるというもの。ただし、現在使用されているアルゴリズムではフィルタの温度特性は考慮していないらしいので、今回の試験結果が解析に使用されることは無いようです。ただ、新しく作られた装置のため、いろいろと予想外の事態が起こって試験してよかったという感じです。

温度試験では、ゾンデ本体を恒温層に入れ、5種類の温度に設定して、それぞれについてXeランプを当てた場合と当てなかった場合の出力を調べます。ランプの出力が安定するのに30分、恒温槽内部の温度が安定するのに30分かかったりするので、1つのゾンデにつき、数時間かかってなかなかしんどい(とは言っても実際に作業をしているのはほとんどMさん)。宇宙研にある恒温層の窓は紫外線を通さなかったため、石英ガラスと発泡スチロールを使ってMさんが恒温層のドアを自作したりしてました。

昨日は2個目の途中まで作業しましたが、その結果、紫外・可視共に出力がゾンデによってオーダー1.5程度違う、6月にあげた光学ゾンデでは温度依存性がほとんど見られなかったのに、今回は温度と共に出力が数%変化する、などの問題が見られました。

今日は朝から2個目のゾンデの温度試験。それが終わった時点で、3個のゾンデを屋外に出して送信部の電源をオンしたときに、GPSの伝播が受かるかどうかなどを試験。GPSの電波は受かるものの、受かるまで15分くらいかかったりする。また、ゾンデの受光面に拡散板として使われているテフロン板が1つだけ違うことにS先生が気付く。結局これがゾンデによって出力が変わる主な原因だった。それにしてもよく見てるなぁ。

午後に3個目のゾンデの温度試験をやって温度試験は終了。問題点としては、ゾンデの温度特性が温度に対して線形でないこと。アンプに問題がある場合は出力の温度依存は線形であるのが普通らしいので、フィルタ自身の問題の可能性があるようだ。また、気温の出力が実際の温度より高いような気がしたり、気圧の変換式がどうも疑わしいなどの問題もあり。

そういえば久しぶりにハンダ作業。教えてもらいつつ、なんとか必要なコネクタなど作成。一応Kさんの学生だったんだけど、この辺の作業はほとんどしたことなかったなぁ。今頃になって必要になろうとは。

また、気球工学のY先生のお話では、50km以上(現在53km)まで達する現在世界最高レベルの高高度気球に光学ゾンデを乗せる話や、2波長帯だけでなくもっと多くの波長帯を測定可能な小さな分光器を使用する話、レベルフライトする気球に測器を乗せて観測する話(いま極地研と宇宙研で進めているPPBと似た話)などもあるようです。


2002年8月19日 月曜日

Kさんなども参加して、オゾンゾンデの準備練習。EN-SCIとScience Pumpの両方のオゾンゾンデを試しました。デジコラをオゾンゾンデ用のモードに変更するところでトラブり、時間切れ。デジコラの難しさを改めて感じさせられました。


2002年8月16日 金曜日

ジェリ・ニールセン著、土屋京子訳、南極点より愛をこめて読了。南極点基地で越冬中に乳癌を発病したアメリカ人女性医師の物語。著者の人生も南極点基地での越冬生活もどちらも強烈で、ほんまかいなと言いたくなるような部分も多々ありました。坂野井さん・東野さんの本とはあまりにもかけ離れていて、アメリカ人と日本人ではこうも違うのかぁと思わずにはいられませんでした。でも全米ベストセラー第1位を独走と言うだけあって、面白かった。

今日はTさん、Iさんの送別会。とはいっても特別なことは無く、いつものペースで飲んで楽しんできました。W所長と初めてまともに話をしたのが最大のニュース?


2002年8月15日 木曜日

森博嗣の奥様はネットワーカ読了。若干、折原一的な叙述ミステリの要素が入った作品。この作品の通りだと、大学の研究室には変な人しかいないことになってしまう.....。

昭和基地で越冬中のYさんから露天風呂入浴中の写真が届く。今の時期、昭和基地は1年で最も寒い時期のはず。凍傷と隣り合わせの露天風呂。シュールやぁ。


2002年8月14日 水曜日

どういうわけか1カ月分の気温のデータが壊れていることが判明。明日極地研で修復。あとはWODCの新しいフォーマットのオゾンゾンデデータを読むプログラムを書いたり。なぜ今こんなことやってんだろうと思いつつ、たまにはこんなのもいいでしょう。

ただいま世間はお盆の真っ只中。我が家にも毎年恒例の坊様が来ました。運転手付きの車で約束の時刻より1時間遅れて。あんまりありがたみが無いなぁ。


2002年8月13日 火曜日

Postel and Hitchman(2001)で、local EP fluxを温位面に焼き直しているのを発見。厳密に正しいとは思えないけど、近似的には問題ないということなんだろう。これで温位座標系のままで最後までいけそうだ。


2002年8月12日 月曜日

本郷の図書館で必要な論文をゲット。極地研にJournal of fluid mechanicsが置いてないのはなぜ?


2002年8月11日 日曜日

ゴッキー出現に伴い、引っ越してきて以来10年間敷きっぱなしだった絨毯を撤去。ついでに大掃除。初めて自分の部屋のフローリングを見る。あぁ疲れた。


2002年8月10日 土曜日

新庄が3Aで復帰。今月中にメジャーに戻らないと、プレーオフに出場する権利を失ってしまいます。一体どうなるか。

ゴッキー出現。殺虫剤のご活躍によりなんとかご臨終頂いたが.....参ったなぁ。


2002年8月9日 金曜日

東野圭吾のトキオ読了。大雑把に言えば時空を遡った人の物語。このての話はいくつか読みましたが、東野さんの作品はやはり面白いし、えぇ話やなぁと思わせてくれる。時間のパラドックスについては特に気にしてないようでした。これとは全然別の切り口だけど、西澤保彦さんの作品も面白かったなぁ。

オゾンミニホールの論文(Semane et al., 2002)を読む。オゾンミニホールに対する極渦の寄与を示したことが新しいようです。残念なのは、オゾンゾンデのデータがあるのにオゾン減少に対する極渦の寄与と温位面の持ち上げの寄与を計算していないところ。それにしても、このミニホールというやつは実際のところ人間を含めた動植物に対してどの程度影響するんでしょう?誰かそのへんについての論文書いてないかな。


2002年8月8日 木曜日

久しぶりに先端研で作業。今後の方針でちょっと迷っているところだったせいか、あまり作業は進まず。さっさと割り切って次に進めばいいんだけど、なかなかそれができない。切り替えが下手くそ。まぁ明日頑張りましょう。


2002年8月7日 水曜日

筑波大のSさんにトラジェクトリの使用方法を教える。その後はKくんなどと飲みへ。明日は約2週間ぶりに先端研の方へ出向く予定。

吉井が3年ぶりとなる完投(無四球のおまけつき)で4ヶ月ぶりの勝利。最近いいピッチングをしながら勝ち星に見放されていたのでようやく報われたという感じです。ついでに規定投球回数まであと15イニングほどに迫り、近い将来防御率ランキングのかなり上位に食い込む可能性有り。頑張れ!


2002年8月6日 火曜日

極地研のSunでトラジェクトリの計算をしようとしたところ、月をまたがる際に時刻表示がおかしくなる不具合が出る。F90のマニュアルを読みながらなんとか改良。これでたぶんどの機種でもエラーが出ないようになった気がする。


2002年8月5日 月曜日

清涼院流水のトップランド1980読了。トップランド第2作。主役が産まれた瞬間に.....、さらに3億円事件の犯人が.....、という感じで今後の展開が楽しみ。ただし次作はトップランド2002になるらしいですが。

封印されていた自動放球装置の箱を数ヶ月ぶりに開放。とは言っても何も特別なことはなく、意外ときれいなままですねぇなんて言いつつ再び封印。


2002年8月4日 日曜日

ミステリ・アンソロジーⅠ名探偵は、ここにいる読了。西澤保彦にしては珍しく論理のちょっとおかしい作品と、愛川晶にしては珍しく筋の通った作品が入ってました。

先日のシンポジウムでもう1つ面白いなぁと思った図があったので忘れないうちに書いておこう。Hさんが重力波に伴う運動量フラックスを波数分解したコンター図を書いてました。東西方向にほぼ周期的と見なせるような波でないと何を見ているのか分からなくなる危険もありそうですが、少なくともプラネタリ波くらいならああいう図が書けるなぁと思いました。今まで見たことない図だったのでなかなか新鮮でした。


2002年8月3日 土曜日

高田崇史の試験に敗けない密室読了。千葉千波の事件日記シリーズ第2弾。前作の方が面白かった。作中に出てくるパズルも前作のほうが良かったような気がします。というわけで、次作での巻き返しに期待。


2002年8月2日 金曜日

PANSYシンポジウム2日目。今日もV氏を迎えに行くことから1日がスタート。午前中の自分の発表はまぁぼちぼち。午後のIさんの発表を一番楽しみにしていましたが、やはり面白いし勉強にもなりました。鉛直流が極渦の内・端・外で違う様子や極渦形成期とそれ以後での違いなど興味深かったです。発表されていたTEM系やp+系での結果がMLM系での結果とどう関連してくるのか、またMLM系での結果とKawamoto and Shiotani(2000)あたりの結果とどう対応してくるのかなど、自分の将来の研究の重要なテーマにしたいところです。あるいは、将来ではなく現在の自分の研究である捕捉波との関連で、小規模波動を表現しているECMWFとしていないNCEPでMLM鉛直流を計算したら違いがあるのかないのか、あるとしたらそれは小規模波動によるEPフラックスの収束・発散に起因するのかどうなのか、などいろいろと考えさせられました。まぁその前にD論書かなきゃしょうがないんだが。


2002年8月1日 木曜日

今日は極地研でPANSYシンポジウム。というわけで、V氏をホテルまで迎えに行きました。オーストラリアの方ですが、とてもきれい(というか標準的)な英語でびっくりしました。夜は懇親会に参加。宇宙研でオゾンの層状構造をしているNくんと話したり、RASCのHさんと話したり。しかし、肝心の発表準備がまだ終わってないので急げや急げ。

家に帰ってみると、なんと落雷のために停電中。結局、9時過ぎに停電になって、復旧したのは12時過ぎでした。電気がない生活というのはこんなに暇なのかぁ、と思うくらいすることがありませんでした。


 
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