2004年2月29日 日曜日
なんだか知らんけどボローニャは降格街道まっしぐらのペルージャに4対2でボロ負け。中田も一応フル出場してたんだけどなぁ。一体どうしたんだろう。でもまぁ3回もPKの判定されたら勝てんかもな。敵は審判だったか。これでボローニャも再び降格の心配をしなければいけない状況に陥ってしまった。
不安定波の成長率の図を作成。なかなかおもしろい図なんだが、現実と対応しているかと言われるとちょっと疑問。パラメータを変えてもう少し見てみないと判断は難しそうだ。不安定波の流線関数の求め方については、手持ちの資料を読んだりネットで検索した結果、Gauss-Seidelの反復法というのを使えば良さそうだったので、それに基づいてプログラム作成。ただ、全域で0という自明な解があるため、初期推定値を変な風に設定するとそっちに収束してしまいそうだったので、初期推定値として中立波の流線関数を使用。大体想像どおりの結果が得られるところまでなんとか辿り着いたので一安心。しかしこれも現実と合っているかと言われるとうーん、という感じ。さてどうしようかな。
2004年2月28日 土曜日
スキージャンプのW杯で葛西が通産15勝目。31歳8ヶ月での優勝はバイスフロクを抜いて史上最年長優勝だそうだ。通算勝利数でも船木を抜いて日本人単独トップに立ったそうだ。少し前は原田が最年長記録を塗り替えるとかなんとか言ってたような気がするけど、いつの間にやら葛西もそんな年齢になっちゃったんだなぁ。最近の原田は国体の成年Cで勝ってたような気がするけど、それ以外は惨敗続き。さすがにそろそろ引退かな。アマチュアだから公式な引退は必要無いけど。
今日は最高気温が7℃まで上昇。平年最高気温はまだ0℃くらいだから、まさに小春日和。外を歩くときも久しぶりに日本で着ていた薄手のコートでちょうどいいくらいだった。東京で最高気温7℃といったら真冬という感じだけど、こちらでは非常に暖かいと感じてしまう。慣れとは恐ろしい。
午前中は散髪へ。今日髪を切ってくれたのはベネズエラ出身のおっちゃん。今まで中国人と間違われたことはあったけど、初めてKoreanかと聞かれた。日本からのホームステイをよく受け入れているらしく、ゆっくりした英語で喋ってくれるので会話しやすかった。ちなみに、床屋さんでチップを払うべきなのかどうかが未だにわからない。最初の頃はチップを払うという観念が抜け落ちてて払わなかったことがあったけど何も言われなかったし。今行っている所は料金が18$なので、20$紙幣で払ってお釣りをそのままチップにしている。チップというのは感謝を形にするということなんだろうけど、形骸化しちゃったら意味ないよなぁとも思うし。こちらの人なら感覚的にわかるであろうことがわからないというのはなかなかもどかしい。こちらの人が日本に来たら同じことを思うんだろうけど。
不安定波の波長と成長率を求めるプログラムを実行中。明日の朝には結果が出ているだろう。なんとなく不安定が起こっていそうな気がまたしてきているのだが、一体どんな結果になることやら。次は不安定波の流線関数を求めなければいけないんだが、どうすればいいのやらさっぱりわからん。本当に木曜日までに準備できるのかかなり不安。
おそらく第一期シリーズと思われるX Fileを毎週見ている。ある程度内容を知らないと英語の聞き取り練習にならないし。スカリーさんの英語の方がモルダーさんに比べればまだ聞き取りやすい。モルダーさんは結構ぼそぼそ喋るので聞き取りにくいことが多い。ちなみに今日初めてスキナーさんが出てきた。
2004年2月27日 金曜日
今日のBrewer SeminarはPeltier先生によるPast climate tests of a model of
future climate evolutionという話。Climate modelの妥当性を調べる手法として、データの存在する期間について、過去のデータから現在までを予測してそれが現実と合っているかどうかを見る、というのがある。今回は、海洋のThermohaline
circulationについて、C14などの観測データと合うかどうかという話のようだ。熱塩循環のタイムスケールは1000年オーダーなので、モデルが平衡状態に達するのに2000年程度の積分時間が必要ということで、大変だなぁと思いつつ眺めていた。とは言っても、タイムステップも同様に長い時間に取れるのであれば、大気のシミュレーションと変わらんが、実際のところはどうなんだろう?Peltier先生の英語は非常にクリアで聞き取りやすいのだが、だからといって内容を理解できるわけではないというところが情けない。
順圧シア流に対して、βと水平波長を与えたときの位相速度と成長率を求めるプログラムをせっせと作成。6時間近くぶっ続けでやってどうにかDickinson
and Clare [1973]に示されている値とほぼ同じ値がでるようになったんだけど、そのためには図を見てある程度見当をつけてから、三重対角行列の行列式が最も0に近くなる位相速度と成長率を求めなければならない。求めようとする位相速度と成長率の周りで行列式の値が0に収束するような分布だったら目で見て判断する必要なんて無いんだが、どう考えてもそこは違うだろうというようなところで突発的に0に近くなったりするのでタチが悪い。自分が考えようとしているケースに当てはめるにはもうちょっとプログラムの修正が必要だけど、今日はもう力尽きたので明日頑張ろう。
Dritschel et al. [JFM, 1991]を読む。プラネタリ波の砕波に伴って形成される渦位の断片の極側ではシア不安定条件が満たされることになるけど、実際にシア不安定は起こっているんだろうか、という話をS先生にしたら読むように言われた論文。surf
zoneのようなstrain rateが大きいところでは、そのstrainによる渦位の塊の引き伸ばしと薄層化が起き、不安定を抑える方向に働くそうだ。そこに回転を加えると話がややこしくなって、strain
rateは小さくなるんだけど、シアが加わることで増幅に寄与することもあるそうだ。凄く簡単化して話をしているのはわかるんだけど、それでもまだしんどい。それにしても、この論文の著者はDritschel,
Haynes, Juckes, Shepherdの4人。なんと豪華な。
男子マラソンの高岡がびわ湖出場断念。これでアテネ五輪代表の可能性がほとんど消滅。トラックでの出場を目指すのかな。
2004年2月26日 木曜日
スプライン補間の境界条件がどうしてもうまくいかないなぁと思ったら、逆行列を求める際に行を1つずらし忘れていた。なんと間抜けな。そこを直したら、ほぼSSL2の結果と一致するようになった。ただそれでも有効数字7桁目くらいで微妙にずれる。俺は境界条件を解析的に求めたけど、SSL2では数値的に求めていて、それが微妙な差を生んでいるのではないかという気がする。そうなるともうお手上げなので、この状態で試しに等温位トラジェクトリを走らせてみた。従来の結果と比べて、7日間で緯度・経度のずれが0.001度。これなら実用上全く問題なかろうということで後輩のOくんに送付。彼がIntel
F90 & DENNOUの組み合わせで走るかどうか検証してくれるだろう。これで一仕事終了。
今日のGroup Meetingは結局Simal。準備できた?うんにゃ、というのがMeeting直前の会話。とは言っても、Simalの発表はいつも通り黒板に式をダーと書いてそれについてあぁでもないこうでもないと議論するだけなので、準備できてなくてもあまり問題無さそうなんだが。トピックは、赤道β面の浅水系で、東西風に伴う時間スケールとは別に南北風に伴う時間スケールというものを導入し、Roが小さい場合の新たなbalanced
dynamicsの式を導出する、ということらしい。ほとんど皆ついていけないようで、SimalとS先生の1対1トークのような様相。そもそも赤道におけるRoというものがよくわかっていないので、ほとんどついていけなかった。
S先生のsuggestionに基づいて、風速分布はそのままで渦位分布だけをn倍するケースを考えてみた。この場合の中立波の波長は1/√n倍になるので、現実の渦位分布に近いn=2とするとほぼ2000kmという水平波長が得られた。次は、不安定モードの水平波長と成長率の関係の導出。これは多分解析的には出来ないので、数値的に解く手法を探索。Dickinson
and Clare [JAS, 1973]で使えそうなものを見つけたので勉強中。来週のGroup
Meetingで発表なので急がねば。
2004年2月25日 水曜日
日本語レポートが書き終わったのでYさんと船上のS先生に送付。ついでにS先生のところに行って議論。着眼点は基本的に同じなので安心したが、個々のポイントでの洞察の深さでやっぱりかなわん。こっちはここ1ヶ月ほどこのデータばかりを見ているというのに.....。示唆された今後の方針は、波の成長率を解析的に求めてみることと、適当なwave
activity fluxを使って波が成長している、あるいはしていないことを示すこと。まぁなんとか頑張ってみて、来週だか再来週だかのGroup
Meetingで話を皆に聞いてもらおう。雑談でS先生から聞いたのが、McIntyre and
Palmer [1984]やJuckes and McIntyre [1987]に載っているvortex rollupの図に関する話。あの図は実際に観測された渦位分布を説明するためにMcIntyre先生が考えたらしいのだが、vortex
rollupに対応すると思われていた渦位の塊は実は衛星データのretrevalのエラーによるものであることが判明し、McIntyre先生が凄く後悔していたそうだ。
同室のDmitryさんの立場をいまいち理解できていないのだが、彼はどうやらトロント大学のPh.D.コース進学のためのつなぎとして形式上雇われているような形になるらしい。受験資格の中に国際英語検定(TOEFLのようなものらしい)でGrade
7.0以上を取らなければいけないというものがあり、今回なんとか7.0を取れたという話をしてくれた。それにしても彼の英語力で7.0ぎりぎりということは、俺は4.0くらいかな。ポスドクでよかった.....
今日はESLの日だったが、講師のLindzayが病気のため休講になった。今日はレポート作成やら議論やらで忙しくてほとんど準備してなかったので逆に良かったか。
1週間ほど前に日記に書いたスプライン補間のサブルーチン作成に関して、後輩から依頼があったので着手。ネット上で調べること1時間、プログラムを書くこと2時間でなんとか作成。しかし、SSL2で使っている境界条件に合わせることがどうしても出来ない。結果にはほとんど影響無いんだけど、どうにも気持ち悪いので、明日調べて再挑戦する予定。
2004年2月24日 火曜日
日本から送ってもらった論文が届かないなぁと思ってPurolatorのホームページで調べてみたら、金曜日の朝には大学に届けられていた。連絡は無いけどStore
Roomに行ってみたら発見。前回はS先生に連絡がいって俺のところに回ってきたのに何故、と思って考えてみたら、宛先にTed
Shepherd's Lab.と入れてもらうのを忘れてた。次からは気をつけねば。
というわけで届いたKuo [1973]を元に中立波の波長やら南北構造などを計算。あまり嬉しい結果とは言えないけど、まぁこんなもんか。あとは日本語でレポートを書いて関係の方々に送らねば。これでようやくS先生とも議論できそうだ。
2004年2月22日 日曜日
ボローニャはホームでユベントスに敗れる。中田はユーベとの相性がいいから期待したんだけどダメだったか。やはり先週の引き分けが痛い。
テレビでCast Awayをやってたので見た。無人島で4年間を過ごした男性の物語。台詞が少なくて英語についていけなくてもストーリーはわかるんだけど、最後に昔の恋人とどうなったのかがよくわからんかった。英語の聞き取りもここ最近進歩が無いなぁ。
PGAツアーで丸山が惜しくも2位。怒涛の追い上げで追いついたものの最終ホールでパーパットを外し万事休す。最後は飛距離の差で負けたような感じ。勝てば4年連続となる通産4勝目だったのに残念。
今日は雲ひとつくらいしか無い快晴で気温も1℃くらいまで上がったので湖まで散歩。アパートから徒歩20分。いい眺めだったんだけど、長時間いるにはまだ寒かった。
国税庁のホームページで確定申告の書類作成。学振の給与については年末調整が済んでいるので問題ないんだけど、他にも申告するものがあったので初めての書類作成。しかし、海外在住者は出国前に納税管理人を定めて届け出ないといけなかったらしい。給与の支払い先が上尾の住所になっているのでそれで出したけど、あとで何か言われるかな。来年以降は申告自体をホームページで出来るようになるかもしれないらしいので、早くそうなってくんないかな。
Allen et al. [GRL, 2003]を読む。2002年の南極オゾンホール分裂に関する論文。次に書くつもりの論文の中で触れることになりそうなので下調べ。5月くらいから妙に大きなupward
wave activity fluxが成層圏で観測されているが、対流圏からのフラックスに対応するものは見られない、と書いてあるんだけど、図を見た感じでは対応するものが無いわけでも無さそう。最終的な突然昇温を引き起こしたのは対流圏起源の大振幅プラネタリ波だけど、その前のpreconditioningに相当する部分がunusual。結局、いつもなら赤道方向に逃げていたwave
activityがこの年だけほぼダイレクトに上向きに伝播していたということかな。きちんとフルペーパーを読むべきか。
2004年2月21日 土曜日
サッカーU23日本代表がU23韓国代表に2対0で勝利。ホームとはいえ、黄金世代といわれているらしいU23韓国代表に完勝するとは、結構強かったんだなぁ。五輪予選と本番では結構期待できるということかな。中国遠征中のU19日本代表はU19韓国代表に負けたらしいけど。
Scott and Polvani [GRL, 2004]を読む。stratospheric variability(AO indexの下方伝播など)の起源がinternalかtropospheric
originかを調べたもの。対流圏でのプラネタリ波の強制を一定にしても成層圏は一定周期の変動を示すことから、成層圏は対流圏の影響の単なる発現領域ではなく、成層圏内部に変動機構を持っていると主張している。その変動と対流圏界面における上向きE-P
fluxには良い相関があり、E-P fluxの強弱は成層圏の風速分布(あるいはrefraction
index分布)に依存している。結局のところ、AOの下方伝播は要するにQBOと同じ波動平均流相互作用ですよ、と言っているだけのようにも思えるんだが。それに、この論文中ではAO=突然昇温となっているのもちょっと納得いかない。
2004年2月20日 金曜日
Spadina駅からストリートカーに乗って帰る途中、面白い光景に遭遇。Spadina駅は地下鉄の駅であると同時にストリートカーの終着点にもなっていて、1つ前の停留所を過ぎると地下に入って駅の構内に達する。ストリートカーの路線は場所によって一般車が通行可能なところもあるけど、この路線は両脇に段差があって一般車が入れないようになっている。しかし、交差点部分は開いているのでそこから一般車が入り込むことも出来、今日はそうやって入り込んだと思われる車がSpadina駅につながるトンネルの中で立往生していた。俺は駅から出るストリートカーだから影響なかったけど、駅に入ってくるストリートカーは全てそこでストップ。俺の乗ってたストリートカーの運ちゃんは他のストリートカーとすれ違うたびに停まって相手の運ちゃんに、「トンネル内に車が立往生してる」と伝えて笑っていた。それにしても向こうの乗客の人たちは可哀相に。
Lawrence et al. [GRL, 2003]を読む。対流圏オゾン収支に対するdeep convectionの影響を調べたもの。汚染地域のオゾン、及びオゾン前駆気体を上部対流圏に輸送することでcolumn
ozoneを増加させる効果と、対流に伴う鉛直方向の混合によってcolumn ozone lifetimeを減少させてcolumn
ozoneを減少させる効果のどちらが卓越するかを3box modelで調べたところ、減少の方が大きいそうだ。しかし、これは汚染地域の話で、3次元化学輸送モデルを使って対流の影響のある場合と無い場合を比較したところ、対流活動がある場合の方がcolumn
ozoneが増加するそうだ。非汚染地域でのオゾン増大の方が効くということか。とても面白い結果で勉強になったんだけど、NOxによるozone
production efficiencyが高度と共に増大するというのが何故なのかわからなかった。そもそもNOxが増えればオゾンが増えるという関係が成り立つのはかなり限られた条件下だったと思うんだけど、それがどうしてなのかはさっぱり思い出せん。一応K研に籍を置いていたんだけど化学はほとんどやってないからなぁ。我ながら困ったもんだ。
Shuckburgh et al. [JGR, 2001]を読む。Haynes and Shuckburgh [2000a,b]で一世を風靡(?)したShuckburghさんの論文。その論文同様equivalent
lengthを使い、QBOの位相によって熱帯のisentropic transport and mixingの性質がどう変わるかを調べている。概略すると、QBOの東風フェイズのときには冬半球からプラネタリ波が入射できないため、赤道全体がlow
equivalent lengthになっているのに対して、西風フェイズの場合にはプラネタリ波が赤道域を通って夏半球側まで伝播可能であるが、西風の中心は渦位の極大に相当するためそこがlow
equivalent lengthのtransport barrierとなり、その南北に比較的混合の活発な領域ができる。また、西風フェイズの時には両半球の亜熱帯域に順圧不安定の必要条件を満たす領域が出来、そこでの順圧不安定で発生する総観規模の波動がやはり混合に効いているらしい。順圧不安定といえば東風ピーク付近で起こるものかと思っていたけど、QBOの東風ピークより、西風ピークの両端の方が強い負の渦位勾配になっているようだ。Haynes
and Shuckburghほどのインパクトは無いけど、まぁまぁ面白い論文でした。それにしても、equivalent
lengthとeffective diffusivityはほとんどこのグループしか使っていないように見える。物理的な意味合いは非常に明確で便利な量なんだけど、仮想トレーサーを長期間流して作成した場から計算しないといけないというところがどうにも面倒臭い。もちろん単なる渦位とかからも計算は出来るけど、仮想的なトレーサーを使った場合に比べてどうしても欠点が多いしなぁ。等価緯度くらいの手間で計算できればいいのに。
2004年2月19日 木曜日
今週はReading Weekということでセミナーは何も無し。中立波の議論についてはKuo [1973]が無いともうお手上げ~という感じでやる気喪失。結局現実逃避して、依頼のあった等温位トラジェクトリプログラムの改良を行う。おかげで極地研で採用している形式の客観解析データを持っていればプログラムを1行書き直すだけですぐに計算できるところまで漕ぎ着けた。本当はSSL2に依存する部分も無くして、Intel Fortran90と電脳という完全フリーな組み合わせで走るようにしたいんだが、3次スプラインのサブルーチンを自前で作るのが面倒臭くてやってない。電脳に追加してくれれば嬉しいんだが。
テレビのスポーツチャンネルをつけてたら、Shigeki Maruyamaと聞こえたので見てみると、長いパットを決める場面が放映されていた。どうしたのかと思ったら、初日暫定首位に立ったらしい。先週は4位に入って今週は初日首位。なかなか調子良さそうだ。丸山も1年間怪我無しで過ごせばPGA賞金ランク10位以内には入ってくると思うんだが。
2004年2月18日 水曜日
!!!サッカーの神様、ありがとう!!!
2006年ドイツW杯アジア地区一次予選初戦で日本はオマーンと対戦。中村のPK失敗などもあり、もうだめかと思った後半ロスタイム、久保のゴールで1対0で勝利。胃が痛い.....痛いけど速報を見ていた甲斐があった。
怪しい計算を経て中立波の波長を出すところまで辿り着いたのは良かったんだが、結果は5000km。うーーーん、2000kmという結果を期待していたんだが。計算が違うのか、設定が違うのか、考えそのものが違うのか、さて困った。
今日のESLで2分間のフリースピーチ。何にしようかと思ったけど、今朝の感動(?)を伝えようということでW杯予選の話をした。他の人たちが狂牛病とかアメリカの宇宙関連予算とか高度な話をしているのに一人だけ場違いな話をしてしまった。まぁ真っ先に思い浮かんだネタがこれだったんだからしょうがないんだが。
Nakamura and Plumb [JAS, 1994]を読む。極渦境界領域に代表されるロスビー波砕波が赤道向きにばかり起こる理由をpiecewise
PVモデルを使って説明したもの。このテーマのもっと有名な論文としてPolvani
and Plumb [JAS, 1992]があるけど、Nakamura and Plumbの方が説明がわかりやすいので、Polvani
and Plumbを読んでもよくわからなかったことがかなりわかった。結論としては、critical
lineが近い方に砕波するというもの。それまでcritical lineの位置とstrain rateのどちらが大事かという議論があったようだが、この両者はお互いに関係しあっているのでどちらか一方が重要ということは言えない、と書いてある。ただ、直感的にcritical
lineの方がわかりやすいのは間違いないとは思う。また、non-barotropicの場合には渦の伸縮が砕波の発生を抑える方向に働くそうだ。これは直感的にもそのとおりで、砕波を起こすには水平面での渦を強くしないといけないけど、渦位の一部が渦の伸縮によって作り出されてしまうと砕波を起こすのに必要な渦が弱まってしまう、というイメージで良いのだろう。もう一つ感心した記述が、ロスビー波の赤道方向への伝播と赤道方向への砕波は別物、というもの。E-P
fluxで見たらどちらも赤道方向へのwave activityの流出ということになるけど、現象としては別物と考えるのが正しいようだ。とてもいい論文で非常に勉強になりました。
2004年2月17日 火曜日
Kuo [1973]が届く前にどうにかならんもんかと思ってKuo [1949]やDickinson [1973]を見ながら南北シア流中の中立波の問題を考える。Kuo
[1949]にある正弦波型のジェットだと現実に則していなかったのでDickinson [1973]にあったtanh型のジェットを試してみたら、こちらは結構現実に合う風速、渦位勾配分布が得られた。Dickinson
[1973]で扱っているのは鉛直シアだけど、まぁ本質的には同じ。3次方程式の解の公式なんてものを使って渦位勾配が0になる緯度を解析的に求めるところまではなんとか理解できたけど、波の波長、構造を求めようとしたら超幾何関数が出てきてお手上げ。物理数学もっとまじめにやっときゃ良かった。
しらせが昭和基地を離れ日本への帰途へ。日本へのお帰りはまだ1ヶ月以上先の話ですが、1年半近くの間、本当にご苦労様でした。また、昭和基地の近くにベルギーの新基地が建設されるそうです。
明日はとうとう2006年ドイツW杯アジア地区1次予選初戦となる日本対オマーン戦。トロント時間で朝5時20分に試合開始。中継があれば必ず起きるんだが、せいぜい文字情報だけだしなぁ。せめてインターネットラジオの中継があればいいのに。日本シリーズはインターネットラジオで聞いたし。さて起きようか起きまいか.....
オゾン層関連の記事発見。これからもちょくちょく学会でお会いするだろう方々が出ているのでちょっと紹介。オゾン層回復に対する温暖化(というよりは成層圏の寒冷化だが)の影響についてはモデル次第という気がするので特に言えることは無いんだけど、紫外線量増加による人体への影響の話はちょっと気になる。南極域はオゾン減少が最も顕著なので紫外線量の変化も最も顕著だとは思うんだけど、南極域では夏でも太陽はかなり斜めから入射するので、光路上のオゾン積分量を考えたら中緯度に比べて少ないということは無いんじゃなかろうか、という気がしてしまう。ただ、南極に行った人が夏は真っ黒に日焼けするのも事実で、これが白夜で日射時間が長いせいなのか、雪面の反射のせいなのかは知らないけど、やっぱり人体に影響あるんだろうか、という気もしてしまう。うーん、どっちなんだろうか。ただし、影響がありやなしやというのは中低緯度から南極に行った人の話で、元々あのあたりに住んでる人たちには当然ながら影響大。
2004年2月16日 月曜日
先日Davidの論文Sankey and Shepherd [JGR, 2003]をもらったので読んでみる。内容はCMAMのデータに基づいたTracer-Tracer
correlationの解釈に関する話。このテーマを扱ったPlumbの有名な論文があるけど、コピーして以来2,3年間ほっぽらかしなので読まねば。大事なのはisentropic
mixing timescaleとchemical lifetimeの大小なんだけど、極渦の端のようなTransport
Barrierの存在が話を複雑にしているようだ。今まで知らなかったTracer-Tracer
correlationの使い方などもあり、勉強させてもらいました。
2004年2月15日 日曜日
今日はウインタースポーツの日本勢が活躍。スピードスケートW杯男子500mの小林が初優勝。加藤と共に若手筆頭株だったけど一歩抜け出したか。特に最近無敵に近かったウォザースプーンに勝っての優勝というところが凄い。女子500mでは岡崎が2位と健闘。複合W杯の高橋は自己最高位となる2位。モーグル女子の上村は5位に入り2戦連続の入賞。アルペンスキーW杯男子回転の佐々木は13位に入り、第1シード入りへほんの少し前進。
ボローニャは前半退場者を出し、ホームで格下モデナ相手に引き分け。確実に勝たなきゃいけない試合だったのになんと間抜けな。中田は今日もフル出場。上位陣も軒並苦戦。ローマとミランは引き分け、インテルに至ってはホームでウディネーゼに負け。それにしても映像が欲しい。
2004年2月14日 土曜日
データを眺めていたら、見落としていたことに気づいた。ある程度予測をしたうえでデータを見ることも重要だけど、色眼鏡をかけずにデータを眺めることも大事だと改めて思い知らされました。何はともあれ一歩前進。
ツール・ド・フランスの元王者パンタニが34歳の若さで急死したそうです。自転車競技なんてほとんど見ない俺でも知ってるくらいの有名人だけど、同時にドーピングで話題になった人でもあった。今回の急死にはひょっとしてドーピングの影響があったのではないかと思わずにはいられない。最近はボンズのトレーナーがドーピング絡みで起訴されたりしてるし。ドーピングを撲滅しようという動きが盛んであると同時に、その裏をかいてドーピングしようとする選手も増えてる気がする。冷戦時代は国威発揚のために社会主義圏の国家が国ぐるみでやってたような印象があるけど、最近は選手個人の意思でやっているケースが多いのだろうか。スポーツのプロ化が進み、陸上の大会などでも高い賞金がつくようになった影響かもしれない。スポーツだろうとなんだろうとパフォーマンスに見合うだけの金銭が支給されるのは当然だと思うけど、こういう弊害もあるということか。
A-Rodのヤンキース移籍が突然決定。ロドリゲスとジーターがどうやったら共存できるのか誰か教えてくれ、と思ったら、ロドリゲスが三塁に回るらしい。ブーンが怪我して三塁手の目処が立たなくなったからといって、代わりがこれか?しかも交換で出される2選手にソリアーノが含まれるそうだ。三塁手取って二塁手出しちゃったら意味無いんじゃないの?それにヤンキースには4番を打てる選手は既に何人かいるけど、1番はやはりソリアーノの方がいいと思うんだが。
2004年2月13日 金曜日
今日のBrewer SeminarはAnthonyによる高緯度海洋上のロール状対流の話。基本的には地表と海洋上の気温と水蒸気量の違いにより、大陸上から海洋上に向かって移流された空気塊が、海洋上に出てしばらくすると対流活動が起こる、ということらしい。この場合、100kmくらいのスケールを持ったopen
waterであれば海ではなく湖とかでもいいらしく、隣にオンタリオ湖を持つトロントでも起こり得るらしい。また、このロール状対流の届く範囲はせいぜい高度2kmと低く、海洋上の相当温位が熱帯などに比べると無茶苦茶低いことに起因するんだろうか、とか思った。対流活動でよく疑問に思うのが、大気の安定度と地表(海表面)での気温・水蒸気量のどちらがより重要なんだろうか、ということ。まぁこれは乾燥対流と湿潤対流の違いの話になるのかもしれないけど、きちんと勉強したことが無いのでさっぱりわからん。勉強すりゃいいだけの話ではあるんだが。
2004年2月12日 木曜日
サッカー日本代表がイラク代表に2対0で勝利。ホームでの試合とはいえ、W杯アジア予選でライバルの1つになりそうな国に完勝できたのは朗報。中東勢が親善試合をどの程度本気で戦っているのかはよくわからんが。しかし試合の中継が無いとどんな試合だったのかさっぱりわからん。
今日のGroup MeetingはCharlesによるHines schemeとWarner-McIntyre schemeの比較の話。有名な重力波のパラメタリゼーションスキームであるこの2つについては前にも話を聞いたことがあるし、年明けの研究小集会でも少し話を紹介したので概要はまぁまぁわかった。理論的に導出されているHines
schemeでは運動量のデポジットがcritical level付近で急激に行われるのに対して、W-M
schemeでは鉛直波数の-3乗則が成り立っていることを仮定して、そのthresholdを超えた部分の運動量をデポジットするため、critical
levelよりもかなり低い高度から運動量のデポジットが始まってcritical levelまで連続的に運動量がデポジットされる。ただ面白いことに、W-M
schemeで運動量デポジットが起こる基準となるthresholdを50倍にした実験では、Hines
schemeの場合と同じような循環が再現される。これは感覚的には正しくて、基準を大きくしたおかげでなかなか運動量デポジットが始まらない(波がsaturateしない)ためにcritical
level近傍で全ての運動量デポジットが起こり、結果としてHines schemeに近くなっている。ただ、背景風速が高度変化しない典型的な例で運動量デポジットの様子を示していたけど、近づいたとは言ってもまだまだ違いは大きいように見えたんだが。また、重力波のsaturation
theoryを使えばthreshold valueは理論的に一意に決定できると思うのだが。Kirillもそんなようなことを言ってたな。
Kuo [1973]を取ってこようと思ったら、トロント大学の図書館にはどうやら置いていないことが判明。仕方ないのでS先生を含む何人かに聞いてみたけど誰も持っていなかった。結局日本から送ってもらうことに。結構有名、かつ大事な論文だと思うんだけど、そうでもないんだろうか。
2004年2月11日 水曜日
サッカーU23日本代表がロシアA代表と親善試合を行い、1対1の引き分け。あの激戦区欧州予選を突破してW杯に出てくる国のフル代表相手に引き分けられたら充分でしょう。でも日本のフル代表でも勝てるかどうかわからない相手が単なるU23と対戦するためだけに日本まで来たのか?
昨日からぼちぼち文章化に取り組み始めたので今日は朝から夕方までひたすらお絵描き。必要な図がだいたい出来てきた。ついでにKuo
[1949]などを引っ張り出してきてぱらぱら読んでいたら、どうやら順圧不安定は起こっていなくてむしろ中立な波ではなかろうか、という気がしてきた。でももっと理論を勉強しないと議論できそうもない。明日は頑張ってKuo
[1973]にでもチャレンジするか。
2004年2月10日 火曜日
火曜日は唯一何も無い日なので勝手に自主休業。でも一応せっせと現象の解釈に努めて少しは進展。でもやっぱり順圧不安定をどうやって示すかで引っかかってる。さてどうしたものか。
日本ではどうやら吉野家も牛丼販売を停止したらしい。誰かトロントに吉野家作って。
2004年2月8日 日曜日
アテネ五輪男子マラソン選考レース第2弾となる東京国際マラソンはジェンガが2時間8分43秒で制し、大崎が2時間8分46秒で2位。期待された西田はどこかに消えた模様。瀬古監督の優勝宣言もどきまで出たのにどうしちゃったんでしょうか。それにしても微妙な結果になったもんだ。福岡優勝の国近の当確は変わらないけど、福岡2位の諏訪と大崎を比べた場合、大崎は日本人1位だったけどタイム的には諏訪に1分近く負けてるし、内容的にも終盤失速して逆転負けというのは非常に印象が悪い。そうなると今度は大崎と高岡の比較になって、やはりタイム的に高岡の方が1分近く上回ってるし、地力的にはどう考えても高岡の方が上だしなぁ。まぁびわ湖の結果を見てみないと何も決まらないのも事実だが、女子以上に混沌としてきたかも。
サッカーU23日本代表がイラン代表と1対1で引き分け。U23デビュー戦となった国見の平山は先制ゴールの派手なデビュー。見た感じ高木を彷彿とさせるけど、どうせならそれ以上の選手になってA代表のFWの一角を担って欲しいがどうなるかな。
ようやく自分の研究でトラジェクトリを使った。かなり一般的ではない使い方になってしまったが、予想通りの結果が出てかなり嬉しい。これでこの解析もだいぶ見通しが良くなった。ただ、当初予定していた波の存在を確かめる論文、という位置付けからはずれそうだけど。次はどうやったら順圧不安定が起こっていることを示せるのかを考えねば。
2004年2月7日 土曜日
ボローニャが中田の1ゴール1アシストの活躍もあって敵地でウディネーゼに勝利。中田はセリエA通産30ゴール。これでますます中田の完全移籍が現実味を帯びてくる。ちなみに日本代表は親善試合でマレーシアに4対0で勝利。でもFWは点取ってないんだよな。欧州組が入って改善されればいいんだが。
2004年2月6日 金曜日
女子マラソン・シドニー五輪代表の山口と市橋がアテネ五輪選考会出場断念。山口はともかくとして市橋は高橋クラスの選手になるかもしれないと思っていたのに、シドニー以後怪我で全くの鳴かず飛ばず。このまま終わってしまうのだろうか。何はともあれ、名古屋に出場する有力選手がまた減った。
今日は切りが良かったのと気分転換も兼ねてハードディスクの整理。それにしてもよくもまぁこんだけ無秩序にあっちゃこっちゃデータを置いたもんだ。最早どれがどれだか自分でもわからなくなってきている。現在自分が管理している800GBほどのスペースのうち、空きは約200GBといったところか。あと1TB欲しい.....
今日のBrewer SeminarはSorinによるAvailable Potential Energy (APE)の話。彼の研究内容であるHamiltonianとCasimirを用いて定義したAPEの話には当然のごとくついていけなかったが、過去のLorenzの研究に基づくoverviewの部分はなかなか勉強になった。もし地球が回転していなかったら、Lorenzが仮定したような水平一様な温度分布からのずれをAPEとするのはわかるんだが、回転系では水平一様な温度分布でなくても安定な平衡状態が実現してしまうので、PE
minimumに対応する基本場をどう設定すべきなのかさっぱりわからなくなる。この辺は全くと言っていいほど勉強してないので、せっかく近くに専門家がいるんだから今のうちに勉強しないとなぁ。
2004年2月5日 木曜日
Cover letterなどを書いて原稿とあわせてS先生に渡す。これでJASへの投稿完了。あぁ長かった。せめてレビューはさくさく進んで年内出版に漕ぎ着けたいけど果たしてどうなることやら。
今日のGroup MeetingはKirillによるMiddle Atmosphere Hadley Circulationの話、かと思ったんだけど、赤道成層圏の慣性不安定の図の印象ばかりが残る発表だった。それにしても今日は全くと言っていいほど話についていけなかった。決してついていけない話ではないはずなのに聞き取りが全く追いつかない。耳が退化してるんじゃないか、と思わずにはいられなかった。
今日のGroup Lunchは今まで行ったことのないMomoというお店へ。トルコあたりの雰囲気を醸し出しているお店で、味はまぁまぁだった。そのときにCMAMのT47の話が出た。現在はT32のデータを使っているので出来ればT47を使いたいという話をCharlesにしたんだが、残念ながら3時間間隔のアウトプットはまだ無いということだった。
CMAMとERA15の東西風と気温の図を眺める。CMAMの南半球では極夜ジェットと亜熱帯ジェットの分離が不明確。この差は重力波のパラメタリゼーションが不完全なことに起因するという話はちょくちょく聞くけど、風が違えば当然温度風の関係から気温分布も変わってくる。気温の方は熱帯域ではかなりERA15に近い分布になっているのに対して、亜熱帯ジェットの中心より高緯度側のlowermost
stratosphereがERA15よりも冷えていることがわかった。3ヶ月平均だからほぼ定常と考えてしまえば、ダウンワードコントロールの原理からlowermost
stratosphereの直上での西向きドラッグの南北勾配が不足しているために下降流が弱いということか。ただ、その原因を重力波の南北伝播に求めるか、重力波の励起源に求めるか、wave
dragのスキーム自体に求めるか、といったことをどうやって判断するのかさっぱり想像つかん。
2004年2月4日 水曜日
男子マラソンの藤田が五輪選考会出場を断念。なんとか藤田と高岡の2強には代表に入って欲しかったんだけどダメだったか。高岡はびわ湖に出場するのかな?
南極のS先生から最後のコメントと投稿OKの返事が来たので若干の修正と最後の精読。明日には投稿できるかな、と言ってもS先生に渡すだけだけど。
2004年2月3日 火曜日
森博嗣の四季 秋読了。四季4部作の3冊目。とても面白いし、S&Mシリーズの登場人物とVシリーズの登場人物の関係がほぼ明らかになってかなりすっきりした。この本からこのシリーズを読み始めたら何がなにやらさっぱりわからないだろうけど。しかしふと疑問に思ったことが1つ。S&Mシリーズの西之園萌絵とVシリーズの小鳥遊練無が短編で共演してなかったか?でもそうすると年齢的に合わないよなぁと思ってちょっと本の紹介のページを見てみたら、西之園萌絵ではなく西之園の令嬢と書いてある。あぁ叔母の方だったのかと納得。このシリーズも遂に1冊を残すのみとなり、どういう終わり方をするのか非常に楽しみ。特に真賀田四季博士をどうするのかは全く予想がつかない。3月が楽しみだ。
着々と円高が進行中。こちらに来てすぐに必要なお金を海外送金したときは1$84円+手数料1円ちょっとくらいだったけど、今は1$78円台。あの時の送金をいまやってたらウン万円得したなぁと皮算用してしまった。
こちらに帰ってから初めて気温が氷点下を脱し、2℃まで上がった。おかげで途中から雪が雨に変わった。しかし明日からはまた氷点下の世界に逆戻り。
2004年2月1日 日曜日
今日は南極昭和基地での越冬交代式。44次越冬隊の皆さんも来月には帰国します。とは言ってもこっちが日本にいないので会うのはずいぶん先のことだろうけど。
面白いデータに関する記事発見。こんな古いデータがあったのかと感心してしまった。統計作成者の方に敬意を表します。
Shepherd [Chemical Reviews, 2003]を読む。Atmospheric Chemist向けの中層大気力学レビュー論文。Chemist向けと言いつつ、今まで考えたことのなかった視点からの記述がたくさんあって非常に勉強になります。それにしても、S先生が中層大気力学のレビュー論文を書くのはJASTP,JMSJに続いて3本目かな。ほとんど同じ内容になってもおかしくないのに、この1、2年の進展がしっかり反映されていて感心してしまう。
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