2002年9月30日 月曜日
今日は1日中雨模様。現在接近中の台風21号が関東に上陸すれば、戦後最大級になるらしい。
ようやく論文のrevise完了&再投稿。acceptか再びreviewに回されるのかが決まるのは1週間後くらいかな。まぁとにかく、厄介な仕事が一つ片づいてよかった。D論の方は1ページだけ進む。このペースだと10月中に第一稿が書きあがらんなぁ。
アジア大会が本格的に開幕。柔道では棟田と鈴木が順当に金。競泳では森・北島が好記録で優勝。特に北島は、パンパシで200平を欠場したりしていましたが、かなり復活したようです。最も世界に近いといわれてる200平での世界新記録がなるのかどうか注目。
2002年9月29日 日曜日
高橋尚子が2時間21分49秒の好タイムでベルリン・マラソン2連覇、マラソン6連勝。30kmから突然ラップを上げる豪快さはありませんでしたが、全区間16分台のラップを刻む安定した走りでした。最速の称号はまだヌデレバに譲ったままですが、最強はやっぱり高橋でしょう。来年の世界選手権でのヌデレバ、ラドクリフとの対決が楽しみ。ついでに来月はシカゴで渋井が走るのでこちらも楽しみ。
ジャイアンツが7連勝でプレーオフ進出決定。ドジャースはプレーオフ進出ならず。これで一応、新庄のジャイアンツと田口のカージナルスがプレーオフ進出を決めましたが、25人枠に入る可能性があるのは新庄だけ。しかし、それすらも危うい。。こうなると後はヤンキース対ジョンソン・シリングに注目かな。
パルマ・中田はユベントス戦で今季初ゴール。相変わらずユーベ戦での中田は切れまくってます。しかし、デルピエロの疑惑のゴールで追いつかれ、ドロー。アウェーでのユーベ戦勝利を逃しました。レッジーナ・中村は2戦連続PK弾で、レッジーナは初勝ち点。しかし、アウェーとはいえコモ相手にドローではこの先苦労しそう。
昨日は完全休養日だったので、今日は2ページだけD論を書く。これでようやく50ページ到達。あと50ページ.....
ついつい極真W杯など見てしまう。ブラジルとロシアは本当に強かった。それに比べると日本は小粒な感じが否めない。最近格闘SRSを見てなかったせいか面子がよくわからなかったけど、数見はどこへ行ったんだろう?
2002年9月28日 土曜日
アジア大会は明日開幕だけど、サッカー予選リーグの日本対パレスチナ戦がありました。守りを固めるパレスチナをなかなか崩せず、2対0でなんとか勝ったけど今後に不安を残しました。まぁ、小野・中村・稲本・高原の黄金世代と比べるのは酷だけど、どうしても見劣りするなぁ。
Jリーグではレッズが5連勝で暫定首位。これぞまさしくオフト効果でしょう。ブッフバルトも小野もいないレッズというのはかなり寂しいんですが、勝つとやっぱり嬉しい。このまま優勝争いに絡んでほしいなぁ。ちなみにこの試合で韓国代表・安貞桓がデビュー。はっきり言って好きな選手ではないんですが、やはり実力はありそうです。
2002年9月27日 金曜日
野茂は自身2本目の本塁打を放つも自己新の17勝目はならず。マリナーズはとうとうプレーオフ進出の望みが絶たれ、イチローはノーヒット、佐々木・長谷川は打たれるという最悪の1日でした。あとはドジャースの頑張りに期待。
ロッテの平井が引退。記憶にある限り最も影の薄い首位打者でした。彼がシーズン終盤に規定打席に達したおかげで首位打者を獲れなかった当時阪急の松永がちょっとかわいそうでした。今年は結構名の売れた人の引退が多い。
2002年9月25日 水曜日
11月に福岡で開かれる国際シンポジウムの申し込みと宿・飛行機の手配をしてたら夜になってしまった。あとは、サークルの後輩からウィルスメールがいくつか届いてたくらいかな。
田口がメジャー初盗塁。イチローは先頭打者本塁打。マリナーズはア・リーグ最多勝のジト相手に大逆転勝利で首の皮1枚つながった状態が続く。いつまで保つかな。
オリックスの藤井が引退。王さんに次ぐ満塁本塁打14本は勝負強さの証でしょう。お疲れ様でした。
2002年9月24日 火曜日
篠田真由美の綺羅の柩読了。桜井京介シリーズの最新刊。主要メンバーが軒並み出てきて非常に面白かったです。普段は建築物にさほど興味は無いんだけど、これを読むとちょっと見てみたくなるから不思議。
ようやくD論作成再開。今日は第2章を3ページほど書いて終了。このペースでいけばあと20日で書けるはずだが.....まぁ絶対無理。なんとか10月中に書き上げることを目標に頑張ろう。
巨人の優勝が決定してしまいました。あぁつまらん。
2002年9月23日 月曜日
西沢保彦の人形幻戯読了。チョーモンインシリーズ(と言ってはまずいか?)の短編集。しかし、どのお話もちょっと消化不良。やはり、匠千暁のシリーズの方が面白い。
マダックスが史上2人目の15年連続15勝を達成。ちなみに1人目はあのサイ・ヤングだそうだ。
タイタンズを忘れないをビデオで見る。最初は全然見る気無かったけど、見始めたら結局最後まで見てしまった。一応人種差別を扱った作品だけど、結構ほのぼのとしていて重すぎないのがよかった。
2002年9月22日 日曜日
野茂が粘りのピッチングで自己最多タイの16勝目。コントロール抜群で安定感もあり、ベンチからも本当に信頼されてるなぁという感じでした。なんとかジャイアンツをとらえてプレーオフ出場を!
朝日新聞の記事によれば、今年の南極オゾンホールはここ10年で最小だったらしい。
今日はFさんの論文関連の作図をして終わり。
2002年9月21日 土曜日
朝7時くらいから作業に参加して、午前中には全ての光学オゾンゾンデの温度試験、低圧試験が終了。昼飯を食べて撤収。いろいろなトラブルがあったけど、一応当初の予定通り土曜日に撤収できました。それもこれも、Mさんの3人分くらいの働きと、クリアパルスの迅速な対応のおかげでしょう。深く感謝。ついでに、作業の合間に論文のreviseの相談にのってくださったS先生にも感謝。
西武は負けたけどダイエーが引き分けたため西武の4年ぶりのリーグ優勝が決定。伊原監督が森監督越えへの第一歩を踏み出しました。
2002年9月20日 金曜日
結局、3時半まで温度試験をして起きてきたS先生と交替。10時頃から再び参加。結局、温度試験、低圧試験、GPSの受信確認を同時進行で行う。おかげで明日の午前中にはなんとかなりそうな目処がたった。やれやれ。その合間に論文のreviseをちょっとずつ。30日以内には返事を出せない気がしてきた。
西武が負けてダイエーが勝ったため、西武の優勝決まらず。
2002年9月19日 木曜日
クリアパルスからの連絡待ちということで待機。午後3時頃、Uさんが光学オゾンゾンデを持って御登場。光を当てても校正電流の値が変化しないことを確認。原因としては、センサから出力された電流と校正電流を交互に測定するような形になっているらしいんだが、切り替えのタイミングが早すぎで前のセンサ電流の値を引きずってしまうようなことになっていたらしい。以前はそういう問題はなかったが、ゲインを上げたことで応答時間が長くなってしまったらしい。切り替えのタイミングを遅らせることで問題解決。それにしても、さすがはプロ。そして、とりあえずゲインを上げてもらった気圧の出力を調べようということで、真空チェンバーに入れて2hPaまで気圧を引いてみる。すると、3hPa付近で測定レンジを振り切ってしまうことが判明。ここでまたUさんに御登場いただいて、気圧計のゼロ点をずらす方法を教えてもらう。なんとかうまくいって、再び温度試験に復帰。ここからようやく当初予定していた作業開始。時間がないので、適当に交代して24時間態勢で作業続行が決定。なんとか土曜日には終わらせたい。
2002年9月18日 水曜日
Mさんが朝5時起きでクリアパルスに行って光学オゾンゾンデ6個を取ってくる。本当にお疲れ様です。11時くらいから温度試験を開始しようとすると、もらってきたデータ表示用のソフトが古く、正しく表示できないことが判明。結局、クリアパルスのUさんが夕方になって新しいソフトを持ってきてくれたので、今度こそ温度試験開始。しかし、UVの出力が測定限界の0になってしまうゾンデがあることが判明。Uさんが回路を引っ張り出してゼロ点をずらす方法を示してくれたおかげで問題解決。だがまたしかし、校正用の電流値が光を当てた場合と当てない場合で変動してしまうことが判明。前回はそんなことなかったんだけど、回路を新しくしたりゲインを上げたりしたせいでおかしくなったらしい。結局、Uさんがクリアパルスに持って帰って原因検討&改善を行うことに。本当に本当にお疲れ様です。それにしても、昭和基地へ持っていけるのかどうか、かなり心配になってきた。
チャンピオンズリーグ予選リーグでローマがレアルに0対3で完敗。あのローマが.....。マジで強いなぁ、レアル。
2002年9月17日 火曜日
今日は朝から昭和基地へ持っていく光学オゾンゾンデの温度&低圧試験.....のはずが、ゾンデがまだ届かず。先々週の観測で温度センサが-50℃以下でおかしくなった点について、クリアパルスの方で回路の改良、校正曲線の係数変更などをして、今日温度試験をしてくれているらしい。せっかくなので直接行って話を聞いてこようということになって、池上にある営業所へ。温度試験の結果を見ると、-80℃付近でも誤差は2℃未満で、個体差は±0.5℃の範囲に収まっていた。ちょっと安心。結局、明日の朝Mさんが取りに来るということになって宇宙研へ戻って今日は店じまい。
小泉首相が訪朝、金総書記との日朝首脳会談。北朝鮮に拉致されたと思われていた人々の消息が判明。まさか北朝鮮側が安否を公開するとは.....。
2002年9月16日 月曜日
中村俊輔のレッジーナは完敗。俊輔自身はまぁまぁだったらしいです。
今日は朝から雨模様。とりあえず極地研から板橋駅まではKくんが車で送ってくれたおかげで濡れずに済む。感謝。淵野辺で宇宙研の友人K氏と久々に飲みに行く。1年ぶりくらいかな。9時過ぎには宇宙研ゲストハウスに到着。前回使用した2人部屋と違ってコンロが無い。困った。
2002年9月15日 日曜日
論文のreviseが9割程度終了。どうせ明日から宇宙研なので、宇宙研のゲストハウスで最後の詰めをしてきます。
ヨーロッパのサッカーリーグで日本人選手が結構頑張ってます。稲本はリーグ戦2戦連発。小野はリーグ戦で自身初の2ゴール。中田はまずまずの動きを見せるもパルマは引き分けスタート。パルマは今年も苦しそうだ。なんとかUEFA杯出場権くらいを目指して.....というのはまだ早いか。さて、明日未明にはレッジーナ中村俊輔もデビュー。どうなるかなぁ。
2002年9月14日 土曜日
友人K氏が先端研訪問。研究の話をして、雑談して、飲んで帰っていきました。あっちもいろいろ大変そうだ。
育英会の奨学金免除が廃止になるらしい。うーん.....
2002年9月12日 木曜日
野茂が粘りのピッチングで14勝目。とは言っても見てたわけではないけど。なんとか自己最多の16勝を超えてほしいけど、残り登板はたぶん3試合。全部勝たなきゃいけないからきついかなぁ。
上尾-宮原間の信号機に落雷があって高崎線が止まる。こないだも上尾-宮原間で脱輪とかあったなぁ。せめて上尾を通過してからやってほしいもんだ。結局、大宮から上尾にたどり着くのに50分かかってしまった。
2002年9月11日 水曜日
あまり仕事が進まず。とりあえず論文のreviseだけは早く終わらせたいなぁ。
2002年9月10日 火曜日
H2A三号機の打ち上げが成功しました。3機連続の成功でだいぶ信用回復?
折原一の樹海伝説読了。叙述ミステリもそろそろネタ切れかな。
2002年9月9日 月曜日
ドジャース石井がアストロズ戦に先発。頭部に打球を受け退場。頭蓋骨にひびが入ったそうです。ここまでチーム最多勝の活躍だっただけにこんな形でシーズンを終えることになってしまうのは非常に残念です。
阪神の星野が引退を発表。西武ファンとしては星野にやられた試合は数知れず。しかし、あの遅い球を駆使しての11年連続2桁勝利は本当にお見事でした。
ずいぶん仕事がたまってしまった。ちょっとまずいかも。
男子陸上の渡辺康幸が引退。高校・大学時代の彼を見ていたときには、将来間違いなくマラソンでオリンピック金メダルを狙える位置にいるだろうなと思いましたが、実業団に入ってからはほとんどの時間を怪我のリハビリに費やしたようです。残念。それにしても今日はこんなのばっかりだ。
2002年9月8日 日曜日
今日は、宇宙研のOさんのオゾンと二酸化窒素を測る測器の観測のために朝5時に観測所へ。しかし、風が強く放球を1日延期。結局、目の前で放球の様子を見ることが出来たのは、クライオサンプリングのときの1回だけでした。まぁその1回が一番凄かったのでよかったけど。
8時過ぎにMさんに迎えに来ていただいて観測所へ行き、解析方法などに関する話し合い。俺はちょっと比較のプロットを作って遊んだり。最後は生まれて初めての鹿肉を食べて帰京。
2回の観測失敗がありなかなかしんどい1週間でしたが、いろいろ経験できたという意味で楽しい1週間でもありました。
1週間ぶりに新聞を読んだらちょっと浦島状態。イチローの打率が下がりまくってマリナーズのプレーオフ出場が絶望的になっていたのが一番のショック。
2002年9月7日 土曜日
今日も朝7時に旧受信点へ。午前10時の放球にむけてECCオゾンゾンデの準備。しかし、天候不良のため一旦延期が決定。午前11時頃、まだしばらく様子見かと思って大気球観測所の方に下りると、12時半放球が決まったということで旧受信点へとんぼ返り。準備をしてオゾンゾンデを下に送り出す。しかし、再び天候不良のために延期が決定。その後、天候が回復して午後2時半過ぎに放球。今回は、ゴム気球の方を先に放して測器を浮かせた状態にしてから高高度気球を放球。巻き下げも風呂敷の展開もうまくいって放球成功。上の測距との距離が離れていたことが幸いしたようでGPSの受信も全く問題なし。また、ハイパーターミナルでPCに落としているデータの中に高度の情報があることを発見。観測はその後順調にいったものの、デジコラのスタートを押してから9000sを経過したところで、デジコラが自動的に終了してしまう。デジコラ内部でのEDTデータの処理が9000sまでしか行われないような設定になっていることが原因らしい。通常の観測では気球が9000sも生きていることは滅多に無いから知らなかった。結局ECCオゾンゾンデは38km付近までデータ取得できました。気球の方はその3分後くらいに39km付近でバースト。結局今回の観測では40km以高のデータを得ることは出来ませんでした。来年の昭和基地での観測の練習という意味では、いろいろなトラブルがあったけどまぁなんとか目処がたったんではないでしょうか。というわけで、観測機材を撤収して本当に観測終了。お疲れ様でした。
2002年9月6日 金曜日
昨日同様朝7時に旧受信点へ。朝10時の放球に備えてECCオゾンゾンデの当日準備。9時頃準備の終わったオゾンゾンデを下に送り出して放球待ち。5000m3の高高度気球に測距、ECCオゾンゾンデ、新光学オゾンゾンデという荷姿。今回の観測は、来年越冬隊が昭和基地で行う観測の予行演習ということで、実際の作業は主に越冬隊の人たちが担当。初めての作業なため、準備に手間取り10時半過ぎに放球。また今回は南極方式ということで、高高度気球の最初Heの入っていない下の部分を風呂敷で包んで放球し、上空で開くという風呂敷方式で行う。受信点で風呂敷がほどけていく様子を見ていて、おぉこうなるのかと思っていたら、どうもデータが受信できていない。どうやら、放球後10秒くらいでECCオゾンゾンデと測距のあいだでロープが切れた(ほどけた?)らしい。というわけで、放球失敗。今後の方針が決まるまで暇になってしまったのでこの日記を書いてます。
結局、風呂敷がほどけたときに測器が自由落下するのを防ぐためにつけておいたゴム気球が風呂敷をほどく前に破裂して、ゴム気球によって浮かされていた測器が自由落下してその衝撃で巻き下げの糸が切れたらしい。ECCオゾンゾンデと光学オゾンゾンデは共に回収され、ECCオゾンゾンデは気圧センサ、光学ゾンデは温度センサがそれぞれこわれていたけど、それ以外は無事でまだ使えることが判明。結局、明日再放球することに決定。ECCオゾンゾンデに付けるラジオゾンデの予備がなかったため、極地研に電話してKくんに持ってきてもらうことに。ご愁傷さま。ECCオゾンゾンデが生きてることを確かめたらやることがなくなったので下へ。久しぶりにこっちに来た気がする。
夜のNHKのローカルニュースで、今日の放球の様子が越冬隊の練習風景ということで放映される。越冬隊の人たちは全員写ってました。放球の様子は測器が落下する前までで、うまく編集してあるなぁという感じでした。
2002年9月5日 木曜日
朝7時に旧受信点へ。朝10時の放球に備えてECCオゾンゾンデの当日準備。9時頃準備の終わったオゾンゾンデを下に送り出して、放球待ち。5000m3の高高度気球に測距、新旧光学オゾンゾンデ、ECCオゾンゾンデを付けて放球。しかし、放球の瞬間に測距と旧光学オゾンゾンデの間のロープが切れるか外れるかして旧光学オゾンゾンデが落下。H先生が見事キャッチしたらしい。新しい光学オゾンゾンデとECCオゾンゾンデは無傷だったため、明日の午前中に再放球が決定。不幸中の幸いでした。ただ、ECCゾンデの電池の予備が無かったため、Sさんに電流値などを調べてもらって宇宙研の方に電池を作ってもらうことに。
今度は午後の放球に備えてもう1つのECCオゾンゾンデの準備。午後1時頃に送り出して、測距、新光学オゾンゾンデ、ECCオゾンゾンデの荷姿で午後2時過ぎに放球。今度は成功。ECCの気象データ&オゾンのデータは順調に取得するも、GPSの風のデータがほとんど取得できず。上の測定器との距離が10mくらいで、振り子運動が起こって衛星が捕まりにくかったり、その運動が閾値を超えてデジコラが風を計算しなかったことが原因らしい。明日は60mの巻き下げをあいだに挟むことに。また、ECCの方は電池がへたって高度25km付近で受信不能に。光学オゾンゾンデの方は順調にデータを取得するも、気球が高度38km付近で予想外に早くバースト。目的だった高度40km以上でのオゾンプロファイルの取得は出来ませんでした。残念。とりあえずVaisalaのSさんにいろいろ教えてもらったおかげで、デジコラのことがだいぶわかってよかった。
2002年9月4日 水曜日
朝3時起きで三陸大気球観測所へ。今日はクライオサンプリング観測。
測風用の350gのゴム気球を係留。クライオサンプリング用のコントロールゴンドラと観測ゴンドラを所定の位置(気球の根元になる部分)に移動。使用する大気球(B80-8)を広げる(約80m)。大気球の根元のロープをパラシュート&ゴンドラと接続。パラシュートとコントロールゴンドラ間、およびコントロールゴンドラと観測ゴンドラ間の配線にそれぞれ600gのゴム気球をつないで浮かせておく。排気弁から20.5mの部分の包装を破って配線を引っ張り出す。排気弁の動作確認。ローラー車のローラーに排気弁の部分を巻きつけて、そのままローラー車を前進させ、気球を10mほど折り返す。ヘリウムの給気口を気球の吸気口とつないで充填開始。充填しつつローラー車を前進させ、20.5mのところまで折り返す。浮力が850kgになったらヘリウムを止めて、20.5mの部分にカラー取り付け。ローラー車を気球の根元まで前進させ、最後はローラーを外して気球の立ち上げ終了。コマンドを送信してカラー切り離し。30gのゴム気球を飛ばして風速・風向確認(無風ではダメらしい)。風に問題がなければ放球。結局4時前に作業開始して、放球は6時過ぎ。この時間に放球するのは風向の問題によるらしい。
配線を浮かせておいた600gのゴム気球はロープが張ると自動的に切り離し(されるらしい)。その後、15kmから35kmの間で、ヘリウムを排気して浮力を無くしてレベルフライトにして大気をサンプリングし、終わったらバラストを落として再び浮上する、という操作を地上からのコマンド送信によって繰り返し、12回のサンプリングを行う。サンプリングが終わったらヘリウムの排気とバラスト投下を組み合わせて三陸沖に着水するように調節。着水したサンプラーを漁船で回収。もし回収できなくても最低限必要なデータはテレメトリで取り込めるようになっているらしい。このクライオサンプリングを2004年1月に昭和基地で行うそうだ。これらの作業をひたすら見学。
250kgある観測ゴンドラが浮く瞬間にはロープに相当な張力がかかりますが、見ていた限り特別なことはしていませんでした。その張力に耐えうるロープを使ってきちんと結束すれば問題ないということだろうか?
その後は光学ゾンデ観測に関する話し合い。途中で東北大のMさんと宇宙研のNくんが到着。話し合いの後は旧通信所に上がってアンテナの設置。屋上に設置しやすそうなところでもあればよかったんですが、そういうものが無かったので結局一緒に来てもらった人に漁師のロープ術を披露して頂いてアンテナ設置完了。周りにはそういうのが得意な人はたくさんいるのに、自分ではいつまでたってもできません。まぁ突然釣りが趣味になったりしない限り無理でしょう。
昼飯後に再び通信所に戻って明日に備えてECCオゾンゾンデの準備。結局、明日の午前中に1発、午後に1発それぞれBT5という5000m3の気球をあげることになり、それに付けるECCのオゾンゾンデを2発用意しなければならなくなる。1発は用意してあったけど、2発目はその場で準備開始。ECCオゾンゾンデの準備手順は大体わかってたつもりだけど、初めて使うピペットの使い方がわからなかったり、これまた初めて使うオゾンスクラバの使い方を間違えたりと、観測センスの無さを露呈。
その後は、明日に備えて当日準備の方法の練習。残念ながら、これまでVaisalaのオゾンゾンデのシステムを使って観測したことがないし、デジコラもあまり触ったことがなかったので、S先生やVaisalaのSさんに教えてもらいつつなんとか練習終了。明日はGPSの受信を確かめるためにゾンデを外に出さなければならないんだが、電源どうしようかな。
隣では、Mさん&Nくんが光学オゾンゾンデの準備。しかし、Vaisalaのラジオゾンデの404.5MHzの電波を出すと光学ゾンデの気圧計の出力が少しおかしくなるという不具合発生。これは、光学ゾンデとECCオゾンゾンデを巻き下げか何かで数m離せばいいだろうということで一応の解決をみるも、今度は光学ゾンデ自身の1680MHzの送信電波で光学ゾンデの気圧・気温等の出力がおかしくなっていることが判明。この点をなんとかするために、宇宙研のSさんやM先生もいらっしゃって喧喧諤諤。それにしてもこの2人の話は聞いててもちんぷんかんぷん。さすが電気回路関係のプロという感じでした。結局、光学ゾンデの送信器をゾンデ本体から吊るして1mくらい離すということで決着(したらしい)。そんなこんなで1日が終了。非常に盛りだくさんの1日でし た。
2002年9月3日 火曜日
大家が完投で13勝目。お見事!これで野茂・大家・石井が13勝で並びました。誰が1番勝つか?
今日は朝の打ちあわせの後、44次隊が昭和基地で行うPPBの人員配置等に関する話し合い。午後には北大のH先生がいらっしゃる。観測所ではバイサラのアンテナ&受信機を置く場所を確保できなかったので、2kmほど離れたところにある旧通信所に設置。その後は作業を見学して、明日の作業予定の話を聞いて終了。どうやら上層の風の状態が良くなくて、気球が陸側に行く可能性があるらしい。予定通り光学ゾンデ観測ができるかどうか不透明。
2002年9月2日 月曜日
野茂が安定感あるピッチングで13勝目。朝4時から見た甲斐があった。イチローは5タコ。残念。
今日から光学オゾンゾンデ観測等のため三陸へ。夕方宿に着いて、そのまま食事&宴会へ。Kさんと初めてまともに話をしたり、44次隊のMさんやSさんの話を聞いたり、いろいろと楽しい宴会でした。
2002年9月1日 日曜日
どうも進みが遅い。明日からの三陸行きで気分転換。
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