2003年9月29日 月曜日
SACのオフィスで来月分のメトロパス購入。通常なら98$だけど、来月からトロント大学の学生・ポスドク・教職員向けの割引が導入されたため、87$で買えた。それでも46回乗らないと元が取れないが。乗るときには、このメトロパスと免許証を一緒に見せればいいらしい。
今日のJournal Clubは、LohmannさんによるAerosols, Climate, and the Hydrological
Cycle: Ramanathan et al. [Science, 2001]の紹介。エアロソルの直接・間接効果の説明から始まって、温室効果気体の影響との比較や、水循環への影響など、非常にinstructiveな論文でした。水循環との関係に言及している部分が新鮮だった(この分野の人にとっては常識なのかもしれんが)。
今日からAcademically Speaking for Postdoctoral Fellowsというコースを取ることにした。元々積極的に喋るというのは苦手なので、強制的に喋らざるおえない状況にしてみた。行ってみたら30人近くのクラスだったけど、その半数近くが日本人。非英語圏からトロントに来ているポスドクの中に占める日本人の割合と、このクラスに参加している人間に占める日本人の割合では10倍以上の差があるんではなかろうかと思うと、ちょっと悲しくなってしまう。その中の一人は自分だが。ざっと喋ってみた感じでは、自分の喋りは人並み、でも聞く方がからっきしであるということを改めて実感。このコースは年末まで週2回のペースであるので、とりあえず頑張ってみよう。
環境研のTさんが日本気象学会山本・正野論文賞を受賞しました。既にお祝いメールを送ったけど、この場を借りて改めておめでとうございます。俺も頑張らねば。とりあえず論文を書かないことにはどうしようもないし。
2003年9月26日 金曜日
今日のBrewer Seminarは、AmitによるBaroclinic Waves in a New Primitive Equations
Model on the Sphereという話。球面を三角形で覆う正20面体のようなグリッドを用いることで、極でのsingularityの問題を回避し、特に極域でのice
sheet等の研究に有効であるということのようだ。たしか埼工大のSさんなどが地球シミュレータに適用する同種のグリッドについて発表していたような気がする。議論に参加したいけどあまり聞き取れなくて参加できないのがもどかしい。
野茂が最終登板で敗れて自己最多タイの16勝でシーズン終了。ちなみに13敗は自己最多。大家は最終登板を完投勝利で飾りなんとか10勝目。石井はメッタ打ちで9勝止まり。ドジャースもマリナーズもプレーオフ進出の可能性が無くなり、あぁつまらん。
2003年9月24日 水曜日
用事が無くて天気が良くて休みじゃないという条件(要するにすいてそうな日)が満たされたのでNiagara
Falls見物へ。まずはBay×DundasにあるバスデポでTrentwayの往復切符購入。約35$でGrayhoundよりも安いようだ。9時半出発の便に乗ったところ、20分後にどうのこうのと言っている。聞き取れなかったのでまぁいいやと思っていたら、20分ほどしてついたマーケットの駐車場に停車し、乗客が皆降り始めた。一体どうなっているんだ?と、たまたま後ろに座っていた日本人の人と顔を見合わせていたら、どうやらバスの乗換えらしい。新しいバスに乗り換えて約2時間ほどでNiagaraのバスターミナルに到着。ここからFalls
Shuttleというバスに乗ってNiagara Fallsへ。運ちゃんが、Niagara Fallsに行くならここだよ、と言ったバス停で降りて、Clifton
Hillという道を500mほど下るとアメリカ滝・カナダ滝を俯瞰できる場所に出た。ちなみにClifton
Hillは土産物屋とお化け屋敷が立ち並ぶ変な通りでした。
初めて目の当たりにするナイアガラの滝は、まぁ壮観と言えば壮観なんだが、目を見張るというほどではなかった。とりあえず、本日の最大の目的であるMaid
of the Mist Boat Tourへ。平日の昼ということでチケット売り場もそれほど並ばすに通れた。ちなみに大人は13$。階段とエレベータで船着場まで降り、渡された合羽を着て乗船。ここでも待つことなく来た船にすぐ乗れたけど、船自体は満員に近かった。船は1Fと2Fがあり、上からの水しぶきを体感するためにも2Fへ。まずはアメリカ滝の正面へ。間近で見ても、滝壷に相当する部分が岩場になっていておもしろいなぁというくらいでそれほどでもなかった。次にカナダ滝正面へ。こっちは本当に凄い。近づくとまず激しい水しぶきの洗礼を受ける。合羽からはみだしていたジーンズと靴はあっという間にびしょ濡れ。最も近づいたところで止まると、周り150度くらいを滝に囲まれた素晴らしい眺め。これがナイアガラの滝かぁと思わずにはいられない。特にカナダ滝のカナダ側の方がどういうわけか印象深かった。水しぶきが激しくて写真を撮れなかったのが残念。しばらく留まった後、船着場へ。30分ほどの遊覧だったけど、来てよかったと思えるだけのものがあった。エレベータを上がると目の前が土産物売り場。そういえば、CNタワーもそうだった。カナダの観光地は商魂たくましい。
ナイアガラ川に沿って遊歩道を歩いてTable Rock Complexへ。滝を眺めながらのんびり歩いて約15分。だんだん近づくにしたがって印象が微妙に変わるカナダ滝はなかなかいい。特に、カナダ滝をちょっと通り越して滝の上から眺めると、滝のところで突然水が消える様子がとても印象深い。妙な浮遊感があるような感じで、落ちていく水を見るよりもこっちの方が好きかもしれない。まぁそれはおいといてJourney
Behind the Fallsというアトラクションへ。これは、カナダ滝の裏から眺めるというもの。エレベータで下に降り、カナダ滝の裏の岩壁をくりぬいたトンネルを通って滝の裏側へ。見物場所が3箇所あるけど、特に滝のすぐ脇に出る場所はなかなかよかった。
しばらく土産物屋などをのぞいてから、再びFalls Shuttleに乗ってワールプール橋のたもとへ。陸路で国境を越えたことが無いので、検問やら税関やらがあって興味深かった。あんまりじろじろ眺めてたら職務質問されそうだけど。ついでにすぐ近くのGreat
Gorge Adventureの入り口まで行ったけど、歩くのはもういいやとひよってバスデポへ。帰りは2時間半近くかかってトロントへ。近いとは言ってもやっぱり遠いよ、というのが正直なところ。今度は凍結した滝を見に冬にでも来るかな。交通手段も、VIA鉄道かフェリーを使ってみたいところだ。また、大学側に届けを出さずに国境を越えるとビザが失効すると旅行会社の人に言われていたので今回は国境を越えなかった。ネットで調べた限りはそういうことは無いはずなんだが.....。アメリカ側からだと滝を俯瞰することができないけど、ナイアガラ川をゴンドラで越えるSpanish
Aero Carには乗ってみたいもんだ。
2003年9月23日 火曜日
森博嗣の四季 春読了。S&Mシリーズにおいて主人公以外では最重要キャラクタであり、Vシリーズにおいてもその影がちらつく真賀田四季の幼少時の物語。禅問答かと思いたくなるようなやりとりが多数出てきますが、やっぱり面白い。両シリーズの主人公との関わりも見えてきて、今後いったいどう展開していくのか。ついでに新しいシリーズも待ち遠しい。
2003年9月22日 月曜日
今日のJournal ClubはSorrinによるGarcia and Boville [JAS, 1994]の紹介。冬季極域の温度分布、及び子午面循環の決定に、重力波スキームや放射スキームの有無、または違いがどのような影響を及ぼしているか調べたもの。重力波のパラメタリゼーションの重要性はいわずもがなだけど、放射の取り扱い方が興味深かった。古典的な高度にのみ依存するNewtonian
coolingを用いた場合と、きちんとした放射スキームを用いた場合では、Newtonian
coolingの緩和時間の温度依存性を考慮していないことに起因する違いが出るようだ。今まで考えたこと無かったけど、Newtonian
coolingでは放射エネルギーの収支を放射平衡温度からの残差でテイラー展開した1次の項のみを考慮していることに相当するのに対して、残差が大きければ2次以上の項も考慮する必要がある。そのせいで、緩和時間が密度だけでなく温度にも依存するんだろうな。しかも、定常状態におけるDownward
Controlの原理から、放射の緩和時間は鉛直流速とダイレクトに関わってくるので、緩和時間の値の取り方次第で子午面循環の強さが全然違ってくる。基本的だけど大事なことを思い出させてくれるいい論文でした。ただ、これが現在の最先端の問題かと言われると、ちょっと古いかなという気はする。結局2次元モデルの話だから、より現実的な3次元のモデルとどう共存していくのか、そのあたりは知識不足でようわからん。
気象庁発表によれば、今年の南極オゾンホールが過去2番目の大きさに発達したそうな。しかし、Internet TOMSのホームページを見ると、オゾンホールの面積自体は9月10日あたりをピークに減少し始めている。これは例年と比べても明らかに早いような気がする。オゾン破壊量で見たときにどうなっているかはわからないが、昨年ほどではないにしても今年もunusualな南極オゾンホールになっているのかもしれない。
2003年9月20日 土曜日
Kensington Marketをぶらぶらしているときにふと思った、アメ横みたい、と。アメ横ほど店がせめぎあっているわけではないんだが。
イチローが4安打5打点の大活躍。これで3年連続200安打達成。3割もまぁ確保でしょう。もう少し早く復活して欲しかったけど。
2003年9月19日 金曜日
今日のBrewer seminarはMattのDynamical imbalance in the tropical middle
atmosphereというお話。KirillのMiddle atmosphere Hadley circulationから派生した話だと思われる。基本的なコンセプトは、熱帯中層大気の風速分布が観測データや客観解析データの間で大きく異なっている原因を、傾度風バランスからのずれという視点で考えたもの。議論を聞いていた限りでは、ずれの原因を対流起源の重力波活動に求める説と非線形の効果(要するに移流項)に求める説が有力なようだ。また、対象とする時間スケールにも大きく依存する話なので、今後どうまとめていくのか興味津々。
2003年9月18日 木曜日
しょうもない理由でGroup Lunchはパス。Group MeetingはMikeによるpredictability
of turnaround dateという話。turnaroundは、どうやら夏の東風ジェットから冬の西風ジェットに変わることを指すらしい。ネタ的には面白いと思うんだが、まだ解析を始めたばかりでクリマトロジーを確認したところ、といった感じ。今後に期待。
帰ろうかと思ったところでKirillたちに会い、Mikeの演奏を聞きに行くというので一緒に行った。中華街でご飯を食べた後、Queen
St.沿いのバーへ。Mikeを含む4人のバンド演奏だった。Mikeはキーボード担当。上手下手はよくわからんが、たいしたもんだなぁと素直に感心。そういえば、午前様になるのはこちらに来て初めてかな。治安が良いのでなんの不安も無くアパートに帰宅。
2003年9月17日 水曜日
7Fのネットワーク管理をしているRさんから、opensshのバージョンを上げるよう言われる。直接部屋に来るくらいだから緊急なんだろうということで早速バージョンアップ。最初はRPMでインストールしようとしたけど、依存性の問題でけられ、--nodepsをつけて強制インストールしたらインストールは出来たけど、ライブラリが無いというエラーが出て走らなくなった。これはまずいというわけで、結局ソースのtarファイルを取ってきてインストール。こういう作業は久しぶりにした気がする。
2003年9月16日 火曜日
Kerr先生の退官記念mini-symposiumがトロント郊外のEnvironmental Canadaのオフィスでありました。1時間もあれば着くだろうと思っていたんだけど、Downsview駅でバス40分待ちという悲惨な目にあったおかげで40分遅刻。たまたま一緒になったTranさんと2人でこんなバカな、という感じでした。講演で気になったのが、York
Univ.のWhiteway氏による中緯度対流圏界面付近の航空機観測の話。Egrettという巡航速度の遅い航空機を使うことで、空間分解能の高い微量成分&気温・風速観測を実現していました。水平風成分のスペクトルでは、10m~10kmくらいの波長領域においてきれいな-5/3乗則が見えていてちょっと感動。高気圧性循環に伴う熱帯対流圏大気の下部成層圏への貫入、Lee
waveによる気温・風の擾乱と砕波、砕波によると思われる乱流領域の出現など、ずいぶんきれいに見えていた。それらが相互にどう関係しているかについてはよくわからなかったけど。
朝日新聞で第45次隊の雪上車の訓練風景が紹介されていた。知っている人もいたのでついつい読んでしまった。NHKのおかげで注目度がアップしてるのかな?
2003年9月15日 月曜日
今日のAtmospheric Physics SeminarはTran氏によるα乱流の話。とは言ってもそもそもα乱流がなんなのかわからんが。イントロでエンストロフィーのカスケードとエネルギーの逆カスケードの話などをして、無限領域と有限領域の場合の違いなどを説明。日本語で言われてもついていけないだろうなぁという内容で、当然ながら沈黙。
Sato and Dunkerton [2003]で使っているHilbert transformについて知りたくなってZimin
et al. [JAS, 2003]を読む。位相による変動と振幅自身の変動を分離するという話。擾乱がある波数の平面波的な構造をしていると仮定することで、1つの量のデータから2つの情報を引き出していると考えればよいのだろうか。これをwave
activity fluxに使ったら、位相に依存しない(平均する必要のない)Takaya-Nakamura
fluxみたいなものが出てこないかなとちょっと妄想してみたけど、すぐ却下。wave
activity fluxでは異なる物理量の位相関係が大事なのに位相の情報を分離しちゃまずいわな。でもwave
activity densityのような自乗量の計算では使えるかもしれない。
2003年9月14日 日曜日
野茂が2週間ぶりにローテーションに復帰し、自己最多に並ぶ16勝目。お休みさえなければ、最多勝の可能性もあっただけに残念。イチローは転落傾向止まらず、シアトルもプレーオフ進出を逃しそうな感じ。なんとか200安打と3割だけは達成して欲しい。
柔道世界選手権女子48kg級で、田村亮子が6連覇達成。来年のアテネ五輪で引退という話もあるけど、本人は7連覇を目指すとか言ってるからまだまだ続けるのかな。どこまでいけるか見てみたい半面、この階級の日本人選手は当分桧舞台に出られそうもないのでかわいそう。前回大会まで田村のライバル(といっても対戦成績は田村の全勝)だったキューバのサボンが52kg級で金メダル獲得。改めて田村は凄かったんだなぁと実感。サボンもさっさと見切りをつけて52kg級に移っていれば、一時代を築けたかもしれないのにかわいそうに。
2003年9月12日 金曜日
現在の居室の先住者らしいVさんあての電話がかかってきた。相手の人も2年ぶりとかで、今はもういないと言っても、じゃあどこにいるか教えてくれといわれて困ってしまった。仕方ないのでS先生の番号を教えてそっちで聞いてもらうということでなんとか納得してもらった。しかし、電話を切ってから考えてみたら、S先生がVさんのSupervisorだったとは限らないんだった。申し訳ないことをしてしまったかもしれない。英語での電話のやりとりも、最初は電話出たくないなぁなんて思っていたが、いい加減慣れてきた。
Muller and Gunther [JAS, 2003]を読む。Modified PVの一般形を提案するというもの。自分の最初の論文の中でModified
PVにはずいぶんとお世話になっているので、どうしてもこの関連の論文は読みたくなる。Modified
PVに関する世間の共通認識、および問題点の整理という意味ではよく書けてると思ったけど、一般形を提案したという主張にはちょっと納得できない。これはLait
[1994]ではわざわざやらなかったことをやっただけという気がしてしまう。むしろ、中層大気力学の教科書の章末問題とかで扱うべき事柄だと思った。ここ2,3年疑問に思っている事柄として、異なる温位面上の同じ値のPVにはどういう意味があるのか、というのがあるんだが、その疑問に答えてくれるような記述も無くて非常に残念。
2003年9月11日 木曜日
こちらに来てから初の発表終了。主にD論の内容で1時間喋りました。一応発表原稿も用意してたんだけど、1時間分を覚えられるはずも無く、途中でS先生やCharlesから飛んでくるコメント・質問に答えているうちにそんなものの存在さえ忘れてしまった。おかげで言葉に詰まって天井を見上げながら頭の中で日→英翻訳を行うこと数度。まぁでも質問がまったく聞き取れないということも無かったので、最初だしこんなもんかな、という感じ。年内は発表予定が無いので、解析と論文書きに取り組まねば。
昼はGroup LunchでRed room(だったと思うんだが)という店へ。どんな種類のレストランか聞いたらeverythingという返事が返ってきたが、たしかにその通りでなんでもありという感じの店だった。Singapore
noodlesを頼んだけど、まぁまぁの味だった。道すがらMattと自炊の話。彼は最近Potato
pan cakeをよく作るらしい。これは彼にとっておやつ(英語で何と言ったか忘れた)らしいが、Korean
townのレストランでエビ入りのPotato pan cakeが出てきたそうな。あれはおやつではなくmealだと主張していた。
2003年9月5日 金曜日
同室のLuoさんが予算折衝用(?)の発表のため今日から中国へ一時帰国。お帰りは月末らしいので、居室は完全に一人部屋。だから能率が上がる、というわけではないんだが。
2003年9月4日 木曜日
午前はMcLennan Health and Safety Seminarに出席。物理学科に新しく入った院生、ポスドク、教官は必ず受けなければならないらしく、S先生からも受けるようにというメールが来た。内容は化学物質の取り扱い、フィールドワークの注意点、緊急連絡先の話など。化学物質も放射性物質もレーザーも扱わないし、実験設備にも一切関わりが無いので、ほとんど関係ない話ばかりだった。
昼は物理学科の新入生歓迎バーベキュー?昨日のは学科主催で、今日のは学生主催ということらしい。ここで初めてSimalと話をした。何度も聞き返しながらの会話で、彼のご両親はインドの出身だけど彼自身はカナダ生まれらしい。あとはMarkと火星の話やらなんやら。
午後はGroup Meeting。話題提供はSimal。しかし.....何の話をしているのかさっぱりわからん。黒板にせっせと式を書いた後はひたすらしゃべるのみ。どうやらTidal
Equationを解く話らしいんだが、まったくついていけず。勉強しないといけませんなぁ。
さすがに風が涼しいを通り越して肌寒く感じられるようになってきた。今までずっと半そでで通してきたけど、そろそろ長袖を着ないと苦しいかな。それでもいまだに居室の方が寒いけど、全館冷房だからどうしようもない。
2003年9月3日 水曜日
The Beginning of Term Partyにちょっとだけ参加。久しぶりにRebekaと会ったので彼女の東京観光の話など聞く。彼女の英語は聞き取りやすいんだけどなぁ。あとはDavidやCharlesとちょっと話をしたくらいかな。今日になって気付いたけど、こちらでは9月は新学期ではなく新学年。外を歩いていても人が多くて驚いた。
野茂が右肩炎症で次回先発回避。あと1勝で自己最多タイの16勝になるので早く復帰して欲しいところ。ここまでナ・リーグ投球回数トップだったけど、それもここまでか。
2003年9月2日 火曜日
ようやくCharlesと話をして、CMAMのデータを使うことになった。水平分解能が予想以上に低いなぁと思ったけど、まぁ問題は無いだろう。ついでに来週のGroup
Meetingでの発表も決まったのでこれから準備せねば。どんな意見が出るのか楽しみである半面、その意見を聞き取れないかもしれないという情けない心配も。日本語だったらセミナーで喋るのは結構楽しいんだけどねぇ。先日のAOに関する論文紹介なんてほとんど趣味でやってるような感じだったし。
Luoさんに改めてwintertime suppression of baroclinic wave activityを説明する理論に関する話を聞く。内容は大体理解できたので定性的にはあり得る話だと思ったけど、定量的に果たしてそのプロセスが効くのかどうかはやはり疑問。ただ、これについては観測データを使って簡単に確認できるので、ぜひ確認しましょうという話をした。彼の中国にいる学生さんがそのあたりの解析を行っているらしい。また、Randelさんの論文で異なる波数間のエネルギーのやりとりを示している論文があるので、あの解析が出来ないかなと思った。Blockingの形成理論に関しても話をしてくれたけど、こちらはどうにも納得できなかった。
テニスの全米オープン女子シングルスで杉山のベスト8進出が決まるかと思われたところで、2日連続の降雨中断。集中力を切らさずに勝ちきってくれるといいんだが。ここで勝つとランキング・ベスト10入りが見えてくる。日本勢では伊達についで2人目になるのかな。
2003年9月1日 月曜日
今日はLabour Dayのため、お休み。Queen St.ではパレードをやってた。サンバらしき音楽に合わせて踊る人やら、スコットランド(だったかな?)の民族衣装に身を包み楽器演奏する人やらがいて面白かった。トラクターの展示みたいなトラックまで一緒になってのろのろ走ってたのはよくわからなかった。ついでにパレードの趣旨も不明。
ポーツマスの川口がデンマークのチームに移籍。ポーツマスでは完全に蚊帳の外という感じだったので、デンマークでの活躍を期待します。キーパーが活躍するチームというのも結構問題はあるけど。
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