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2011年10月24日 月曜日
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《Diary 2008年6月》

2008年6月30日 月曜日

潮汐のお勉強のため、関連論文を読む日々。今日読んだAvery et al. [JATP, 1989]はとても参考になった。現状やろうとしていることと最も近い内容。既に得られている結果ともほぼ整合的。おかげでこのままでは何も新しいところのない研究になってしまうので、そこは新たな解析が必要だが。

なんとなく寝付けなかったおかげでサッカー欧州選手権決勝のスペイン対ドイツを見てしまった。日本代表の試合ばかり見ていてこの試合を見ると、やっぱりレベル高いなぁ。日本代表にもひとまず最終予選突破を期待。組み分けは比較的楽そうだし。


2008年6月19日 木曜日

ここ数日せっせとデータ解析に勤しんでいる。最近では稀に見る好ましい状態。それにしても潮汐が結構難しく、一筋縄ではいかなさそう。TさんやA先生にご相談しつつ、なんとかシンポまでには形にしよう。そして今日はシンポ締め切り。明日からプログラム編成や座長を考えねば。


2008年6月17日 火曜日

Son et al. [Science, 2008]を読む。IPCC/AR4に使われているモデルでは、成層圏寒冷化に伴い、南半球亜寒帯ジェットが強化され極向きにシフト(=AAOの正の位相を強化)するが、オゾンホールの回復を再現したCCMを使うと、成層圏が温暖化し、逆方向に変化するという論文。まぁ妥当な結果ではあるんだろうな。HadleyやB-D循環への影響なんかもCCMValの中で誰かが調べているだろうが、さてどんな結果になるのか。


2008年6月10日 火曜日

信楽山籠り中。ハンドドリルで穴をあけてケミカルアンカーを埋めてボルトを差し込んで、という作業を初体験。極地研でこういう作業の経験がない人は希少種だが、自分がそういう作業をする機会があるとは10年前には思ってなかったなぁ。こういう作業では自分はまぁ役立たずだということも分かったが。


2008年6月4日 水曜日

JGRの論文の図は、Fig1つにつきいくらではなく、カラーの図のファイル1つにつきいくらという計算方法になるそうだ。Fig.10a,b,cという感じで分けて作っていたらとんでもない額になってしまったので、そういう場合は図を1つのPSファイルにまとめて再送付。それでも結構高いが。


2008年6月3日 火曜日

Nature Geoscienceに2つほど気になる記事。1つは、カオスで有名なLorenz先生がお亡くなりになったそうだ。享年90歳。もう1つは、熱帯対流圏の温暖化の話。Allen and Sherwoodによれば、熱帯上部対流圏の強い温暖化は、モデルや理論では予測されていたけど、衛星やラジオゾンデの気温データでは検出できていなかったそうだ。しかし、風速データから温度風の関係を用いて求めた気温トレンドには予測通りの温暖化傾向が出たそうな。熱帯上部対流圏で温暖化傾向が最も強く出るのは、てっきり当たり前なのかと思っていたが、まだ観測で検証されていなかったんだなぁ。


 
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