特別実験

2010年度

17件の特別実験が申請及び採択された。その内10件の実験を実施。

  1. 実験番号01
    EISCATレーダー観測による極冠域熱圏変動に関する研究
    (研究代表者:藤原 均)
    2011年1月10,11日07-13 UTにTRO UHF 及び ESR を用いた同時観測を実施した。 観測/研究対象としていた電離圏イオン加熱が顕著に起きていたデータを得られている。
  2. 実験番号02
    EISCAT/ESRレーダー-れいめい衛星同時観測によるイオン上昇流・オーロラ変動現象の研究
    (研究代表者:坂野井健)
    2011年1月4-11日 08-10 UTを中心にESR を用いた実験を、2011年1月4-5, 10-11日23-03 UT に KST UHF レーダーを用いた実験を実施した。実験番号04,08の実験とマージ。 2011年1月10-11日23-03 UT には地磁気活動度が比較的高く(Kp=3)、降下粒子によるE領域密度増大が顕著に見られた。
  3. 実験番号03
    電離圏加熱装置とCUTLASS HFレーダーによる高時間・空間分解能観測
    (研究代表者:行松彰)
    SuperDARNのイメージングレーダー化が年度内には間に合わないため、今年度はEISCAT特別実験を実施しないことに。
  4. 実験番号04
    極域大気流出と電離圏電子輸送との因果関係の解明
    (研究代表者:小川泰信)
    RENUロケットキャンペーン観測(ランチウィンドウ:11月28日-12月16日)の一環として、 米、英、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、日本の国際共同で実施。 RENUロケットは12月12日(日)06:38 UT に打ち上げられたが、ロケットのNose coneにトラブルが発生。 また、12月16日 08-11 UTと12月17日 08-11 UTにスキャンモードを用いたESR実験を実施。
  5. 実験番号05
    ALIS地上光学/EISCAT同時観測
    (研究代表者:田中良昌)
    2010年11月7,10,11,12日にトロムソUHFレーダーによるキルナ上空の低仰角観測をスウェーデンとの国際共同で実施。 あいにく天候に恵まれなかったため、ALISとの同時観測データを得られず。
  6. 実験番号06
    オーロラが中間圏波動に与える影響
    (研究代表者:鈴木臣)
    未実施。
  7. 実験番号07
    SuperDARN, EISCAT, 地上光学観測を組み合わせた脈動オーロラの総合観測
    (研究代表者:細川敬祐)
    2010年10月9,10,13,14,15日及び11月9,10,11日にトロムソVHFレーダーによるD/E領域観測をスウェーデンとの国際共同で実施。 あいにく天候に恵まれなかったため、トロムソ光学機器との同時観測データを得られず。
  8. 実験番号08
    EISCATレーダー・れいめい衛星同時観測:電離圏密度・温度・速度上昇と電離圏イオン加熱との関連
    (研究代表者:平原聖文)
    2010年11月1-12日にESR を用いた実験を、2010年11月1,6,10,11,17日に KST UHF/VHF レーダーを用いた実験を実施。 実験番号02,04の実験とマージ。11月11,12日にはアクティブな電離圏をESR(昼間)とKSTレーダー(夜間)で観測。
  9. 実験番号09
    ファブリ・ペロー干渉計とEISCATレーダーを用いた地磁気活動の熱圏風への影響に関する研究
    (研究代表者:塩川和夫)
    2010年11月4,5日18-24 UTにトロムソUHFレーダー観測を実施。あいにく天候に恵まれず。
  10. 実験番号10
    EISCATレーダーと各種光学観測機器による電離圏伝導度および電流の研究
    (研究代表者:野澤悟徳)
    未実施。
  11. 実験番号11
    オーロアーク近傍における中性―イオン相互作用の解明
    (研究代表者:野澤悟徳)
    2011年2月22,23,25,26日の16-03 UTにイギリス及びノルウェーとの国際共同観測として、ESR特別実験を実施。 また、イギリスUCLグループのSCANDIとの共同観測。
  12. 実験番号12
    ナトリウムライダーとEISCAT同時観測による極域下部熱圏大気温度変動の研究
    (研究代表者:野澤悟徳)
    2010年11月13,14,15,16日17-23 UTにトロムソUHFレーダー観測を実施。 11月13,14日の夜間には天候に恵まれた。
  13. 実験番号13
    北極域下部熱圏・中間圏における大気潮汐波・プラネタリー波の解明
    (研究代表者:野澤悟徳)
    未実施。
  14. 実験番号14
    極冠の電気伝導度
    (研究代表者:家田章正)
    未実施。
  15. 実験番号15
    オーロラ帯から極方向に伝搬する大気波動に関する研究
    (研究代表者:大山伸一郎)
    未実施。
  16. 実験番号16
    EISCATレーダー用受信機の高時間分解能観測への応用
    (研究代表者:大山伸一郎)
    未実施。
  17. 実験番号17
    極冠域下部熱圏における高速中性風
    (研究代表者:津田卓雄)
    2010年8月18,19日の07-12 UT に ESR CP-2スキャン観測を実施。 あいにく静穏時の観測のため、期待していた高速中性風データは得られなかった。

© 2017 EISCAT 国内推進室