歴史的記録をとどめている非公文書（非現用法人文書）、刊行物、写真、図版、図面など多岐にわたって収集し保管しています。
通し番号を付けたものを、重複等を確認しながらリストにまとめ、整理しています。
整理が終わったものは、中性紙の箱に入れ、保存環境の整った資料庫で保管しています。資料の傷み具合によってはさらに中性紙ファイルへの入れ替えや修復作業を行っています。
宗谷をはじめとする砕氷船のほか、基地建物・橇・雪上車等の図面を保管しています。
雪上車などの説明書や開発中の写真、データ等、幅広く収集しています。
8mmフィルムやビデオテープ、レコード、カセットテープなどは、時間とともに劣化するだけでなく、再生する機器を入手するのが難しくなってきます。
専門の業者に依頼しデジタル化を進めています。
詳しくは、映像のページをご覧ください。
1961年ミッドウインター祭のディナーメニュー。
特に南極観測初期の時代の、基地での生活の様子がわかる資料も広く集めています。
1次隊のアルバム（昭和基地郵便局の写真）。
このように古く傷みが見られる資料は、適宜修復・劣化防止の処置を施しています。
ネガがあるものから先にデジタル化を進め、データベースに登録しています。ネガのないアルバムやばらばらになったプリントなども多く、今後整理を進めていく方針です。
手書きの資料も多く残されており、当時の様子を知る貴重な手掛かりとなります。
写真は手書きの地図です。「犬橇旅行報告 ‘59 Nov 20 ～ Dec 7 中村、平山、 タロー、ジロー、アク、トチ」と別紙で表紙が付いています。