特別実験

2009年度

12件の特別実験が申請及び採択された。その内10件の実験を実施。

  1. 実験番号01
    EISCATとMF帯オーロラ電波放射の同時観測
    (研究代表者:小野高幸)
    8月にオーロラ電波受信アンテナ(ARS)の修理。 スウェーデンやフランスとの国際共同観測により、2009年12月12-19日にESR特別実験を実施。
  2. 実験番号02
    EISCAT/ESRレーダー-れいめい衛星同時観測によるイオン上昇流・オーロラ変動現象の研究
    (研究代表者:坂野井健)
    スウェーデンやフランスとの国際共同観測により、 2009年12月19日及び2010年1月11-20日にESR特別実験(磁気子午面スキャン観測)を実施。 また、オーロラスペクトログラフを8月に回収し、12月から観測を再開した。
    KST UHFレーダー観測については、2009年11月15-23日及び2010年1月12-19日に3局方式による沿磁力線固定観測を実施。 2009-01-13 00:36 UT のれいめい衛星通過時に、トロムソ地上磁場の急激な変動(H 成分が 350 nT 以上減少)と 顕著な降込みによる電子密度増加を観測。
  3. 実験番号03
    EISCATレーダー・れいめい衛星同時観測:電離圏密度・温度・速度上昇と電離圏イオン加熱との関連
    (研究代表者:平原聖文)
    2009年11月16-22日及び2010年1月12-19日にトロムソVHFレーダー観測による鉛直上向き観測を実施。 2009-11-21 00:12-00:30 UT 頃にオーロラブレイクアップ直前の同時観測を実現。
    ESR観測については、2009年8月14-21日に実施。ほぼすべての観測時間帯で静穏な電離圏状態。
  4. 実験番号04
    電離圏加熱装置とCUTLASS HFレーダーによる高時間・空間分解能観測
    (研究代表者:行松彰)
    SuperDARNのイメージングレーダー化が年度内には間に合わないため、今年度はEISCAT特別実験を実施せず。
  5. 実験番号05
    ESRを用いた極冠域における極風の観測的研究
    (研究代表者:小川泰信)
    2009年8月14-21日に、実験番号03の実験とマージさせてESR観測を実施。
  6. 実験番号06
    SuperDARN, EISCAT, 地上光学観測を組み合わせた脈動オーロラの総合観測
    (研究代表者:細川敬祐)
    2009年11月13-22日及び2010年3月07-19日にKST UHFレーダー3局方式による沿磁力線固定観測をスウェーデンとの国際共同で実施。 2009年11月14日 21-02 UT に良いオーロライベントの同時観測を実現。
  7. 実験番号07
    ALIS地上光学/EISCAT同時観測
    (研究代表者:田中良昌)
    2009年11月13-21日にトロムソUHFレーダーによるキルナ上空の低仰角観測をスウェーデンとの国際共同で実施。
  8. 実験番号08
    北極域下部熱圏・中間圏大気ダイナミクス
    (研究代表者:野澤悟徳)
    2010年1-2月の10日間 CP2 連続観測とのマージを検討してきたが、最終的には実施しないことに。
  9. 実験番号09
    EISCATレーダーと各種光学観測機器による電離圏伝導度および電流の研究
    (研究代表者:野澤悟徳)
    2009年10月13-14日及び2010年3月04-05日にKST UHFレーダー3局方式による沿磁力線固定観測を実施。
  10. 実験番号10
    上部中間圏・下部熱圏エコーのコヒーレント解析による鉛直風速推定
    (研究代表者:大山伸一郎)
    2010年3月04-09日にKST UHFレーダーによる沿磁力線固定観測を実施。
  11. 実験番号11
    オーロラ帯から極方向に伝搬する大気波動に関する研究
    (研究代表者:大山伸一郎)
    2009年10月22-24日にESRを用いた磁気子午面スキャン観測を実施。
  12. 実験番号12
    極冠域下部熱圏における高速中性風
    (研究代表者:津田卓雄)
    2009年8月10-13日にESRを用いたCP-2(4方向スキャン)観測を実施。 ほぼすべての観測時間帯で静穏な電離圏状態。

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