第二期ドームふじ観測計画−タイトルロゴ
1.地球環境タイムカプセルとしての氷床コア、 2.氷期−間氷期サイクル発現の謎に迫る、 3.地球規模の気候−環境変動メカニズムの解明
4.ドームふじ観測拠点、 5.深層掘削ドリル、 6.年次計画、 7.関連組織図


地球環境タイムカプセルとしての氷床コア

氷床に含まれている多様な起源物質の輸送過程を探り、コアシグナルの形成過程の解明を目指します。
地球上の大気循環により、冷源である南極には地球上から様々な物質が集まります。これらの物質は南極氷床に堆積して凍結保存され、大気そのものも氷の仲に気泡として取り込まれます。第一期ドームふじ計画では深さ2503mの掘削に成功し、過去32万年間の地球環境を現代によみがえらせました。このように、南極氷床は太古に至る地球環境のタイムカプセルなのです。
 

●結晶化した太古の大気:クラスレート
氷床の表面に降り積もった雪は深くなるにつれて密度を増し、次第に通気性を失い氷になります。氷には多数の気泡が含まれてますが、深部では高い圧力のためにクラスレート水和物といわれる特殊な結晶に変化します。その数の分布は氷床の温度を反映しているため、気候の指標として注目されています。

雪 <100m

氷:気泡 150m

氷:クラスレート >500m


1.地球環境タイムカプセルとしての氷床コア、 2.氷期−間氷期サイクル発現の謎に迫る、 3.地球規模の気候−環境変動メカニズムの解明
4.ドームふじ観測拠点、 5.深層掘削ドリル、 6.年次計画、 7.関連組織図


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