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Ice Core Research Center
National Institute of Polar Research
Research Organization of Information and Systems(ROIS)
Midori-chou 10-3, Tachikawa, Tokyo, 190-8518 JAPAN
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アイスコア研究センター
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所内
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3
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公開利用可能な南極アイスコアサンプルについてURLadmin2019/02/23

国立極地研究所アイスコア研究センター


気候変動の歴史をアイスコアから解読します


 南極やグリーンランドの氷床は、数万年から数十万年にわたる過去の積雪が積み重なってできたものです。こうした氷を専用のドリルによってくりぬき、円柱状のサンプル-アイスコア-を採取・分析すると、それがもともと雪として降り積もった時代の地球の古環境を読み解くことができます。地球の気候変動の将来を予測する上で、とても重要なデータを供給します。アイスコア研究センターは、こうしたアイスコア研究を強化し、中長期的視野に立ってアイスコア研究を総合的に推進していくこと目的で設置されました。

 本研究所は、世界最先端の氷床深層掘削技術を有しています。南極氷床内陸に建設したドームふじ基地にて2度にわたる深層掘削を実施し、70万年以上をカバーする3035mの深さまでのアイスコア掘削に成功した実績を持ちます。また、100~300mの深さの浅層アイスコアの掘削を南極、北極やグリーンランドの多地点で実施してきました。このように、本研究所はアイスコア研究分野において、サンプルの分析研究のみではなく、掘削技術を持つという大きな特色を持っています。さらに、アイスコア・サンプルを、高度な分析技術を駆使した分析機器群を用いて、高速で分析することができる体制をこれまでにととのえてきました。私達は、アイスコア研究センターを中心にして、国内的と国際的に、アイスコア研究を学際的融合研究として飛躍的な進捗をさせること目指しています。アイスコアのデータと研究成果を充実させ、それらを速やかに公開します。将来のアイスコアの掘削計画立案も組織的に行います。共同利用・共同研究のセンターとして、アイスコアセンターが多くの研究者に利用されることを期待します。