地球上の淡水の大部分は南極の氷床や北極の氷河など、極域に存在しています。極地研では、氷床や氷河掘削によって氷コアを採取し、地球規模の環境や気候の変化を調べています。

南極のドームふじ基地での堀削の様子1

極地研は、世界最先端の氷床深層掘削技術を有しています。この動画は、南極氷床内陸に建設したドームふじ基地でのアイスコア堀削の様子です。

南極のドームふじ基地周辺での堀削の様子2

掘削直後のドームふじ深層コア

南極やグリーンランドの氷床は、数万年から数十万年にわたる過去の積雪が積み重なってできたものです。こうした氷を専用のドリルによってくりぬき、円柱状のサンプル-アイスコア-を採取・分析すると、それがもともと雪として降り積もった時代の地球の古環境を読み解くことができます

極地研の低温室

南極で掘り出したアイスコアは、-50~-20℃に冷やされた低温室に運ばれ貯蔵、各種実験・調査に使用されています。低温室へはこちらから。

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