大型のS/Xバンド衛星受信施設(アンテナ直径11m)として1989年に建設され、これまでに「あけぼの」(EXOS-D)、海洋観測衛星(MOS-1/1b;1996年終了)を始め、欧州リモートセンシング衛星(ERS-1/2)、地球資源探査衛星(JERS-1;1998年終了)などの地球観測衛星の継続的なデータ受信を行っている他、VLBI実験などにも利用されています。1997年には米国のNOAA/DMSP衛星を自動受信することができるL/Sバンド衛星受信システムを増設し、定常運用を開始しました。さらに、宇宙開発事業団、宇宙科学研究所やNASAの衛星打ち上げ時にテレメトリデータ取得を目的とするロケット追尾支援を行ってきています。
S/Xバンド受信設備
S/Xシステム構成概要図
設置時期 1989年2月(30次隊)
アンテナ    口径 11m

駆動方式

Az,El
追尾方式 Sband自動追尾、及びプログラム追尾
レドーム 有(17m径)、パネル式
衛星DownLink周波数 S,Xband

Sband

2.2-2.3GHz

受信G/T

23.8dB/K @2.2GHz
衛星 EXOSD,MOS/MSR

Xband

8.025-8.4GHz

衛星

33.9dB/K @8.025GH

受信G/T

MOS,ERS,JERS,ADEOS-I
VLBI周波数 Sband : 2.2-2.32GHz
Xband : 7.86-8.6GHz
受信衛星の概要とデータへのアクセス
EXOS-D MOS
ERS JERS
ADEOS II /GLI
L/Sバンド受信設備
L/Sシステム構成概要図
設置時期 1997年2月(38次隊)
アンテナ 口径 1.2m
レドーム
DownLink周波数 Lband : NOAA

Sband : DMSP

システム制御 受信条件設定による自動受信・記録
信衛星の概要とデータへのアクセス
DMSP
NOAA
運 用 状 況
EXOS-D
研究対象
:オーロラ



 年間受信パス数
受信終了(1989-2003)

MOS
研究対象
:大陸表面・
 海氷・雲


 年間受信パス数
受信終了(1989-1996)

ERS
研究対象
:大陸表面・
 海氷


 年間受信パス数
(1991- )

JERS
研究対象
:大陸表面・
 海氷


 年間受信パス数
受信終了(1992-1998)

ADEOS II
研究対象
:大陸表面・
 海氷・雲


 年間受信パス数
受信終了(2003)

DMSP
研究対象
:オーロラ



 年間受信パス数
(1997- )

NOAA
研究対象
:大陸表面・
 海氷・雲


 年間受信パス数
(1997- )
T O P