南極観測隊便り 2018 - 2019


2018/12/21

111号車

Tweet ThisSend to Facebook | by ishida
111号車(米国レーダ搭載車)は、12/19と12/20の2日間をかけて、Aエリアの約200km区間を走行し、データを収録してベースキャンプに帰還しました。
データは成功理に取得できたほか、帰還後の目視でも、アンテナ系の固定状況に変化はありませんでした。このまま継続できそうです。
米国・ノルウェー・日本の関係者で取得した最初のデータ画像が回覧され、精緻なレーダ画像に「fantastic!」の言葉が飛び交いました。このままあと約10日間継続したい。

こちらは間もなく夏至です。白夜の日差しは強く、気温も年間のなかで最高になります。
-25℃は盛夏の気温です。当地でのレーダ観測もピーク期間にはいりました。


写真:200km区間の観測を終えて帰還した雪上車。
このアンテナシステムを雪上車屋根上に高く搭載する観測法は、日本の南極内陸観測が確立してきたノウハウです。

藤田記
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