南極観測隊便り 2017/2018


2017/11/01

10月31日(火)「ケープタウン→ノボ基地滑走路」のフライト延期

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10/31(火)に、南極行きのチャーターフライト(国際共同の乗り合い便)に関するブリーフィングがおこなわれました。フライトの実施の可否や延期の可能性は、南極方面の天気状況や現地での飛行機運用体制の状況を見極めたうえで判断されていきます。
結果から申しますと、当初11/1(水)として計画されていたフライトは延期になり、私達はしばしケープタウンに滞在する見込みとなりました。南極の経由地であるノボ基地やその近傍で木曜日以降に悪天がくることが予報されています。また、航空機や人員の輸送が、これまでも当初計画のようにすすんでいないこと、南極のノボ基地滑走路までのフライトを行っても、その後に昭和基地に向かうフライトの前に悪天が来ると、1週間レベルでこの中継地に足止めが発生するリスクが高い等の状況がありました。
諸条件が良くなるまで、しばしの待機期間をもつことになります。説明にたった担当者が何度か述べた言葉は"Anarctica is Antarctica."です。「南極は結局南極だから、、、」といった予期せぬことが山のようにあり、思い通りにはいかないというような意味合いの言葉です。
(藤田記)


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