南極観測隊便り 2017/2018


2017/11/06

11月5日(日)

Tweet ThisSend to Facebook | by ishida
大藪さんからの南極続報です!ICC事務局代理:石田
----------------------------------
昭和時間の11月3日22時ごろ、ドーム隊を含む先遣隊は無事に昭和基地へ到着しました。
ノルウェーのナショナルフライトを利用してトロール基地へ入り、そこからALCIのバスラーターボと呼ばれるプロペラ機に乗り換え、ロシアのノボ基地を給油のために経由し、約15時間かけて昭和基地へ到着しました。
突然決まった昭和入りにもかかわらず、昭和基地では58次越冬隊の方が準備をしてくださり、暖かく出迎えていただきました。

11月4日は午前中にミーティングを行って今後の予定を確認し、午後は屋外に出て食糧橇の確認を行ったり、海氷歩行訓練を受けました。
食糧橇は幌部分がボロボロになっていましたが、59次の設営の方のお力で驚くほど早く修復をしていただいています。
条件が整えば6日にS16に向けて出発しますが、ここ最近で急に昭和基地近くの海氷に亀裂が入り、とっつき岬までのルートが使えなくなったため、今日(5日)58次のFAの土屋さんや伊藤さんを中心にルート工作に出かけています。このルートが完成することがS16へ出発するための第一条件となります。
また天気予報によれば今日から天候が崩れるそうで、計画を立てて準備はしていますが、どうなるかはまだわかりません。
昭和基地は、ご飯はとても美味しいし、お風呂にも入れるし、電気もあるし、インターネットも使えるし。。。ドーム旅行に出るまで贅沢な環境を満喫させていただいています。


写真1 ノボ基地に到着、滑走路から休憩小屋に移動します。


写真2 昭和滑走路到着


写真3 幌橇確認中


写真4 海氷歩行訓練


写真5 海氷上から見た昭和基地

(大藪記)

09:17 | Impressed! | Voted(14) | 日々の活動状況