低温室利用者は必ず読み、内容を理解してください。 不明の点はお尋ねください。 1.安全利用のための注意事項 (1) 安全確保のため、許可された条件以外での使用は禁止します。
(2) 低温室は気密性が高く、特殊な利用の仕方は酸欠の原因となり危険です。このようなことが想定される場合、酸欠警報器、一酸化炭素メータの利用義務や、利用時間の制限など、低温室利用について申請の許可時に一定の条件を付すことになります。
(3) ドライアイス、ホルマリン、液体窒素、液体へリウム、可燃性液体、揮発性有機溶剤、爆発物、有害ガス発生装置(エンジンなど)を持ち込むときは、利用申請書に明記し、担当者の指示に従って下さい。 特に、多量のドライアイスや液体窒素を持ち込むことは、酸欠事故を起こす危険があるので安全確保対策が明示されない限り厳禁とします。
(4) 入退室時には、 「低温室利用記録簿」 記入と、 入退室表示板表示を厳守・徹底してください。
図:入退室表示版。自分が入室する主たる先にマグネットをおきます。退室時には撤去します。(5) 退室時には、自分が最終退出者か否かの確認を徹底してください。「入室表示板」、「モニタ画面」、「照明表示板」でクロスチェックし、よくわからない場合には現場を確認してください。
写真:点灯照明表示。緑色点灯の部屋は照明オフ。赤色は照明オンの部屋。
写真内下側に低温室の配置図があり、部屋毎の状況がわかる。
(6) 平日日中の作業であっても、複数の人員で作業にあたることを心がけてください。やむを得ず単独人員の作業になる場合には、所内の同僚あるいは担当者に、自分が低温室内で作業をしていることを伝えること。
(7) やむを得ず夜間や休日の作業となる場合には、複数の人員での作業とするか、最低一名の「安全確認人員」をおくことを義務とします。「安全確認人員」は、当該年度内に安全指導を受けた者とし、最低1時間に1回、低温室内作業者に異常がないか確認をする義務があります。安全確認は、所内からであれば監視カメラを通じてインターネット映像でおこなうことも可能です。
(8) 震災時や停電時の脱出ルートを入室時にあらかじめ確認すること。(下記(4)参照)
(9) 体調不良時は低温室利用を控えるべきであるほか、飲酒後の入室は厳禁とします。
2.緊急時の対応 低温室内において、急な体調不良、ドアの故障による監禁(震災時を含む)、停電が想定される緊急事態です。これらの場合、速やかに外部に対し緊急事態の発生を連絡する必要があります。
以下(1) ~ (6)の内容に加えて下記ファイルもご覧下さい。
(補足) 緊急時の対応.pdf(1) 非常スイッチ
万一体調不良で倒れても、押し、救援を呼ぶことのできる可能性を高めるため、各室の床付近に設置されています(写真に例)。これを押してください。守衛室に警報が通知されます。
(2) 内線用の電話機
各室に電話機と緊急連絡先の電話番号簿を設置しています。
(3) インターホン
各室に低温実験準備モニタ室との間のインターホンが設置してあります。ただし、低温実験準備モニタ室に人が滞在していない場合には、呼び出しても通じないことがあります。
(4) 緊急時の避難経路
最寄りの出入り口を使って、低温区画から退去してください。どの出入り口も、内側からはあく仕組みになっています。
(5) 万一事故を発見した場合
一人で対処せず、まず救援を呼ぶこと。酸欠やガス中毒等の場合には2次災害の危険もある。
(6) 震災時にドアからの脱出が不可能になったとき
小扉のある部屋は、それを通じての脱出、避難路へのアクセスが可能である。
写真: 小窓・小扉・カラ配管の例。小扉からは脱出も可能。3. 緊急連絡先主たる番号のみをここに記載します。
さらに詳細は、
ユーザーへのお知らせ(ユーザーログイン必要)に掲載しています。
メール連絡は、teionsitu [at] nipr.ac.jp で関係者に届きます。
*atを@に変換して下さい。
| 名称 | 内線番号 | |
管理関係者 | 気水圏研究グループ 事務室 (鍵貸出し) | 7686 | 042-512-0686 |
緊急連絡先 | 警備室 | 9502 | 042-526-8609 |
| 国立極地研究所代表番号 | 7608 | 042-512-0608 |
各 室 | 低温実験準備モニター室 | 7904 | 042-512-0904 |
| 超低温冷凍庫室 | 7700 | 042-512-0700 |
低温室管理者一覧160531.pdf
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