だいぶ間が空いてしまいましたが、「ギャラリー」カテゴリの第2弾です。(第1弾は
こちら。)
今回紹介するのは"みずほコア"です。
※ちなみにここで言う"コア"というのは海底コアではなく、アイスコア(または氷床コア)のことです。
極地研で"みずほコア"と言えば、第24次・第25次南極観測隊(1983年-1984年)によってみずほ基地で掘削された約700mの中層コアのことでしょう。
みずほ基地やその周辺で掘削されたコアは複数ありますが、1970年代に掘削されたコアはどれも全長150m以下だったため、1984年にみずほ基地で掘削されたこの700mのコアは日本のコア掘削の歴史から見てもかなり代表的なコアといえます。
1983年4月に掘削を開始した24次隊は深さ413mまで掘削し、それを引き継いだ25次隊が1984年8月に深さ700.56mまで到達しました。
24次隊で掘削したコアをMコア、25次隊で掘削したコアをM'コアと呼んでいます。
これらのコアについてはすべて写真を撮り、データベースに登録しています。
M958(412m)

M'1176(最深部)

これらのコアは最近再整理して、雪氷コア貯蔵室A-2内にずらーっと並べてあります。
