第38号(10月20日〜10月26日)
24日に一時薄雲が拡がった他は快晴が続いた。平均気圧591.5hPa、平均気温-57.9℃、平均風速5.6m/s。最高気温-47.3℃、最低気温-67.7℃、最大瞬間風速9.7m/sであった。雪氷観測では今週も以下の観測を実施した。雪面昇華量(蒸発パン法)、積雪圧密速度(変位計による)、 飛雪粒子の粒径数(SPCによる)、露点温度(バイサラセンサー)、毎日の降雪サンプリング、顕微鏡によ る降雪粒子の観察、上空の降雪粒子分布(シーロメーターによる)。20日、23日には衛星観測と同期させて の積雪粒径観測を実施した。
深層掘削準備関連作業としては、マストの鉛直および掘削孔との位置調整(終了)、10mピット内での樋 の取り付け(終了)、新掘削場内の電気配線工事、ドリル搬入(1号機のバレル部分)などを実施した。ま た、高橋暁隊員を中心として実施してきた新掘削場の建築関連作業は、10月20日に予定作業をすべて終了し た。
気象では、定常観測を実施した。
設営関連では、雪上車の整備作業(テンションピンの交換など)、発電機500時間点検、熱交換機整備な どを実施した。
24日には大日方農協にてミニトマト1個(直径1cm)が収穫され、8等分にして食べた。25日から太陽が沈 まなくなり、白夜になった。なお、こちらはみな元気で、特に健康に問題のある隊員はいない。(文責:亀 田貴雄)