第二期ドームふじ観測計画−チビロゴ

第44次南極ドームふじ越冬隊週間報告


第2号(2月10日〜2月15日)

 天気は、今週も良好な日が続き、最高気温-37.2度、最低気温-56.5度であった。
 雪氷観測関連では、以下の作業を実施した。SPC(飛雪粒子計測装置)の設置および観測開始、研究用1mピット観測、36本雪尺測定(2月15日)、表面積雪サンプリング(2月15日、250ccを2本、1本は新しい表面積雪、1本は若干古い表面積雪を採取)、積雪表面密度の測定(0〜3cmおよび0〜10cm)、鏡面式湿度計の設置および測定開始、宇宙塵採取のための積雪採取およびフィルター濾過(大日方氏担当)、基地内気温測定用熱電対の設置(基地内6カ所および旧掘削場)および測定開始。なお、基地内の温度は、発電棟で+21〜37度、観測棟で+19〜26度、居住棟(個室内)で+17〜23度、基地内の廊下は+17〜22度であった。旧掘削場は、-43度でほぼ一定温度であった。
 気象関連では、定常観測のほかに大気混濁度測定を実施した。なお、気温データに現れるノイズ(数秒間隔で最大±1度程度)については、ロガー(キャンベル製)とパソコンが通信をする間に起こることが判明した。今後、対策を検討する。
 宙空関連では、太陽電池パネル設置、オーロラ撮影のために観測準備を実施した。
 医学研究では、睡眠中の呼吸や姿勢のモニター、内陸旅行中に採取した血液分析を実施した。
                       

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