ここまで述べた研究テーマの実現に向けて、以下の取り組みをつづけていきます。 1)両極における大気微量成分の高精度・新成分測定への取り組みを数10年継続すること 2)北極・雲レーダーの活用と南極への展開、及び大気リモートセンシングの拡張 3)第2ドームふじ基地の建設と継続的観測 4)氷床深層掘削(南極氷床・グリーンランド氷床)、氷床・氷河の浅層掘削(南極、グリーンランド、北極の氷河) 5)内陸トラバースによる氷床内部、大気観測 6)北極域拠点活動(ニーオルスン、他) 7)船舶の充実による大気、海氷、海洋観測の展開(南大洋・北極海) 8)海洋上でのCTD・係留系観測等、海洋循環に関わる観測の強化 9)PANSY計画との協調研究環境として アイスコアサンプル分析機器拡充 国内の観測準備フィールド常設化(陸別町など) 無人航空機観測技術の定着 数値モデルの運用、等組織環境として 観測を支え発展させるための技術スタッフ充実 研究・観測展開のための所内設備、雪上車等インフラ充実 研究・観測継続のための経験的知見の整理と適用 気候変動分野への人材増強・育成 他大学・他機関との連携の維持・強化