2018/02/10 | ドーム内陸旅行を終えて(むすんでひらいて) | | by admin |
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こんにちは,杉浦です.2017年10月28日に日本を発ち,そろそろ第59次南極地域観測隊ドーム隊の南極での活動が終わりに近づいてきました.課題名「東南極における氷床表面状態の変化と熱・水循環変動の機構」の一環(ミッション名「ドームふじ気候」)として,ゾンデによる大気観測,SPC(スノーパーティクルカウンター)による吹雪観測,インターバルカメラによる積雪表層環境観測,自動気象観測装置の設置など,自分以外の9名それぞれひとかどの隊員のお蔭で無事に終えることができました.解析はこれからはじまります...今回の観測を終えるにあたり,学生の皆さんには雪氷に興味を持ってもらい,今後の雪氷研究者として広く活躍してもらいたいなぁと思っています.今回,昭和基地から南極氷床頂部までの約1,000kmの内陸旅行でさらに雪氷に関するおもしろい現象に出会うことができ(このブログで書ききれなかったものは,また別の機会に紹介したいと思います),そのための材料を集めることもできました.一緒に雪氷に関する未解明な現象を探求してみませんか.
(杉浦記)