南極観測隊便り 2017/2018


2017/12/30

南極氷床頂部のAWS

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ようやくAWS(自動気象観測装置)の設置を終えることができました.この新AWSは,風向風速計,温湿度計,積雪深計,放射収支計,気圧計,雪温計,そしてアルゴス送信機で構成されています.これら気象データは,日本からインターネット経由でモニタリングすることもできます.ここ南極氷床頂部は,表面の質量収支が1年で積雪水量にして34mm程度プラスとなるところです.この新AWSも次第に積雪の中に埋もれていきますが,設置高が一番低い積雪深計(写真の左手近くの観測機器)の測定範囲を考えると,あと十数年は持ちこたえると考えられます(ただし,酷寒地での環境下では念には念の保守点検が必要不可欠ですね...).

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