1月19日にS16地点に到着後、22日までかけて内陸旅行に用
いた車両や装備の撤収作業を実施しました。最後の大作業です。橇列の解体やデポ、燃料
ドラムの整理、観測装備の解体・梱包、廃棄物の処理等。車両や橇は、越冬期に備
えた処理やデポをします。廃棄物は昭和基地に輸送します。観測器材の大部分は
国内に持ち帰ります。
写真1:燃料ドラムの処理。
写真2:115号車からレーダやアンテナを撤去し、国内持ち帰り
のために梱包しました。写真に写る単管パイプも、この直後に解体しました。レー
ダ関連物資のみで約900kg。5立米の体積となりました。
写真3:1/19-1/21の期間に撤収作業をご支援くださった
支援隊の4名は、22日の朝に昭和基地にヘリコプターで戻りました。
写真4:雪上車の屋根に設置していた2台のガソリン式発電機をク
レーンを使って取り外しました。
写真5:ヘリコプターが離発着する場所に、23日に輸送する物資
を集積しました。昭和基地に輸送する物資と、船「しらせ」に輸送する物資、CH型
ヘリコプターで3便分輸送します。そのうち、廃棄物は約1トン。物資の後方には
、多数の橇をデポしました。
昭和基地および「しらせ」への人員と物資の輸送は、明日1月23
日です。内陸ドーム隊としてのチームの行動は間もなく解散です。22日の夕食後の
歓談は弾み、23時頃まで食堂車両で皆で過ごしました。
藤田記