Last up date:2000.6.1

Aircraft observation

41次航空機観測概要

観測の結果についてはこちらへ

2000年1月:1回
・1月7日:エアロゾル採取用インパクターのテストフライト。昭和基地上空で約1時間のフライトを行い、エアロゾルを採取した。

2000年2月:2回
・2月17日:大陸側の天候がよくなかったため、昭和基地上空のテストフライトをピラタスによって実施した。観測機器はドロップゾンデ(AVAPS)、露点湿度計(CR2)、温湿度計(HMP235、気圧計(PTB210)、2台の粒子カウンタ(TD200,CPC3010)であった。CR2のデータの収録ができなかったが、その他は順調にデータが取得された。ドロップゾンデは高度17500ft、西オングル島付近で投下した。

・2月22日:みずほ基地付近までのピラタス、セスナ2機による観測を実施した。ピラタス機の搭載機器は2月17日と同様である。気圧計以外のデータは順調に取得された。定圧飛行高度は行きが16500ft帰りが13500ftである。ドロップゾンデはUターン地点少し手前と昭和基地Uターン地点とのほぼ中間点で投下した。正確な位置は現在データをつきあわせ確定中である。セスナ機の搭載機器は露点湿度計(1011B)、温湿度計(HMP235)、気圧計(PTB210)、粒子カウンタ(TD-100)である。データは順調に取得された。定圧飛行高度は行きは7500ft帰りが9500ftでみずほ基地付近で高度を上昇させた。また2機ともGPSによる位置情報のデータの収録を行った。

2000年3月:5回
・3月3日:二酸化炭素の連続装置を搭載して観測を行った。23500ftまで上昇、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftで空気採取を行う予定であったが、空気採取用ポンプが不調で23500ftのみの採取であった。連続測定装置は順調に動作した。

・3月5日:ピラタス機にトラブルがありセスナ機のみによるみずほ基地までの飛行を行った。搭載観測機器は温湿度計(HMP235)、気圧計(PT210)、露点計(1011B)、エアロゾルカウンター(TD-100)である。飛行高度は8000ft、10000ftである。

・3月16日:セスナ、ピラタス機によるみずほ基地までの飛行を行った(但しピラタスは航続時間の問題によりZ40付近まで)。ピラタス機の搭載観測機器は温湿度計(HMP235)、気圧計(PT202B)、露点計(CR-2)、エアロゾルカウンター(TD-200、CPC3010)、エアロゾル用インパクターである。セスナ機は5日分に加えてエアロゾル用インパクターを搭載した。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。

・3月22日:セスナ、ピラタス機によるみずほ基地までの飛行を行った(但しピラタスは航続時間の問題、雲があったことによりZ40手前まで)。ピラタス機の搭載観測機器は温湿度計(HMP235)、気圧計(PT202B)、露点計(CR-2)、エアロゾルカウンター(TD-200、CPC3010)、ドロップゾンデ観測装置である。セスナ機は5日分と同様である。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。

・3月29日:セスナ、ピラタス機によるみずほ基地までの飛行を行った(但しピラタスは航続時間の問題によりZ40まで)。ピラタス機の搭載観測機器は温湿度計(HMP235)、気圧計(PT202B)、露点計(CR-2)、エアロゾルカウンター(TD-200、CPC3010)である。セスナ機は5日分と同様である。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。

2000年4月:5回
・4月1日:二酸化炭素の連続装置を搭載して観測を行った。24000ftまで上昇、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftで空気採取を行った。連続測定装置は順調に動作した。

・4月13日:ピラタス機はZ40、セスナ機はみずほ基地までの飛行を行った。ピラタス機の搭載観測機器は通常機器として、温湿度計(HMP235)、気圧計(PT202B)、露点計(CR-2)、エアロゾルカウンター(TD-200、CPC3010)を、その他の機器としてエアロゾル用インパクターを搭載した。セスナ機の搭載通常機器として温湿度計(HMP235)、気圧計(PT210)、露点計(1011B)、エアロゾルカウンター(TD-100)、その他の機器としてエアロゾル用インパクターを搭載した。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。

・4月19日:ピラタス機はZ20、セスナ機はみずほ基地までの飛行を行った。ピラタス機は通常搭載機器の他にドロップゾンデ観測装置を搭載した。セスナ機は通常搭載機器のみである。飛行高度は13日と同様である。

・4月20日:二酸化炭素の連続装置を搭載して観測を行った。24000ftまで上昇、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftで空気採取を行った。連続測定装置は順調に動作した。

・4月27日:ピラタス機によるS122付近までの飛行を行った。前日までのブリザードの影響により、機体の立ち上げに時間がかかりピラタス機1機の飛行となった。搭載観測機器は通常搭載機器とエアロゾル用インパクターである。飛行高度は1機のため20000ft、10000ftとした。
2000年5,6,7月:0回
5月から7月までの3ヶ月間は天候不良、極夜のために観測フライトは行われなかった。
2000年8月:4回
・8月4日:ピラタス機による温湿度計の比較データ取得観測、パーティクルカウンターの比較流量調査観測を行った。搭載機器は2台の温湿度計(HMP235)、3台のパーティクルカウンター(TD100,TD200,CPC3010)、気圧計(PTB220B)、GPSである。温湿度計の1本は通常の窓のところに垂直に、1本は左翼支柱の途中のところに平行に固定した。昭和基地上空で飛行をおこない、地上から約700hPa高度まで上昇しその後750,800,860,940hPa高度で約10分間の定高度飛行をおこない、地上に戻った。
・8月8日:ピラタス機による二酸化炭素の観測を行った。空気採取用の取り入れ口を変更し、右翼支柱最上部に設置した。24000ftまで上昇、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftで空気採取を行った。連続測定装置は順調に動作した。
・8月18日:ピラタス機はZ40、セスナ機はみずほ基地までの往復飛行を行った。ピラタス機は通常搭載機器の他にドロップゾンデ観測装置を搭載した。セスナ機は通常搭載機器のみである。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。
・8月21日:2機による内陸フライトの予定であったが、セスナ機離陸後天候悪化のためピラタス機の飛行は中止した。セスナ機はS122まで飛行し昭和基地に戻った。飛行高度は往復とも10000ftである。搭載機器は通常の観測機器とエアロゾル採取用のインパクターである。
2000年9月:3回
・9月7日:ピラタス機はZ40まで,セスナ機はみずほ基地までの往復飛行を行った.ピラタス機は通常搭載機器の他にドロップゾンデ観測装置を搭載した。セスナ機は通常搭載機器のみである。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。
・9月11日:ピラタス機による二酸化炭素の観測を行った。24000ftまで上昇し、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftで空気採取を行った。連続測定装置は順調に動作した。
・9月25日:ピラタス機はZ40まで,セスナ機は通信状況によりS122まで飛行し昭和基地に戻った。飛行高度は,ピラタス機が20000ftおよび15000ft,セスナ機が8000ftおよび10000ftであった。搭載機器は通常の観測機器である。
2000年10月:0回
10月はみずほ基地に4名の滞在者がいて内陸飛行を期待したが、天候不良等により、観測飛行はできなかった。
2000年11月:4回
・11月2日:ピラタス機による二酸化炭素の観測を行った。昭和上空(24,000,21,000,18,000,15,000,12,000,9,000,6,000,3,000ft,計8高度)の大気サンプリングおよび二酸化炭素濃度の観測を実施した。
・11月19日:ピラタス機はみずほ基地までセスナ機はH212までの観測を行った。ピラタス機はみずほ基地に着陸し燃料補給をした。飛行高度は20,000ft、15,000ftである。搭載機器は通常機器とドロップゾンデ装置である。ドロップゾンデは,H212およびみずほ基地で投下した。着陸前に投下したドロップゾンデのデータに問題があり、離陸時に更に1回、みずほ基地で投下した。一方セスナ機はピラタス機と昭和基地の通信状態が良くなかったため、H212で中継のためしばらく待機し、昭和基地へ戻った。往復とも10,000ftで飛行した。搭載機器は通常の機器である。
・11月20日:ピラタス機はみずほ基地までの、セスナ機はH212までの観測を行った。ピラタス機はみずほ基地に着陸し燃料補給を行った。飛行高度は15,000ft、20,000ftである。搭載機器は通常の観測機器にドロップゾンデ装置である。ドロップゾンデはみずほ基地より内陸の飛行がキャンセルされたため投下しなかった。セスナ機の飛行高度は10,000ft、8,000ftである。搭載機器は通常の機器である。
・11月21日:ピラタス機はMD210までの、セスナ機はみずほ基地までの観測を行った。ピラタス機はみずほ基地に着陸、燃料補給後内陸MD210(みずほ基地から約250km内陸)までの往復飛行を実施した。帰途もみずほ基地で燃料補給後昭和基地へ向かった。飛行高度は15,000ft、20,000ftである。搭載機器は通常の観測機器にドロップゾンデ装置である。ドロップゾンデは、MD210、MD100、みずほ基地、H212の計4箇所で投下した。セスナ機の飛行高度は8,000ft、10,000ftである。搭載機器は通常の観測機器である。
2000年12月:4回
・12月5日:ピラタス機による二酸化炭素の連続観測を行った。飛行方法は24000ftまで上昇、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftである。各高度で空気採取を行った。
・12月11日:ピラタス機はZ40、セスナ機はH260までの観測を行った。ピラタス機の搭載観測機器は通常機器として、温湿度計(HMP235)、気圧計(PT202B)、露点計(CR-2)、エアロゾルカウンター(TD-200、CPC3010)を、その他の機器としてエアロゾル用インパクターを搭載した。セスナ機の搭載通常機器として温湿度計(HMP235)、気圧計(PT210)、露点計(1011B)、エアロゾルカウンター(TD-100)、その他の機器としてエアロゾル用インパクターを搭載した。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。
・12月21日:ピラタス機はZ40、セスナ機はMD60までの観測を行った。ピラタス機は通常搭載機器の他にドロップゾンデ観測装置を搭載した。セスナ機は通常搭載機器のみである。飛行高度はピラタス機は15000ft、20000ft、セスナ機はみずほ基地まで8000ftでその後上昇しMD60で10000ftとした。その後対地高度ほぼ一定で昭和に戻った。またドロップゾンデ観測ではZ40の風の観測に失敗した。原因はパラシュートが開かなかったためである。またH220でのドロップ観測ではゾンデに異常があり雪面付近のデータに問題があった。
・12月31日:ピラタス機はZ40、セスナ機はMD60までの観測を行った。搭載観測機器は通常搭載機器とエアロゾル用インパクターである。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機は8000ft、10000ftである。
2001年1月:2回
・1月17日:ピラタス機はZ40、セスナ機はMD60までの観測を行った。ピラタス機は通常搭載機器の他にドロップゾンデ観測装置を搭載した。セスナ機は通常搭載機器のみである。飛行高度はピラタス機は20000ft、15000ft、セスナ機はみずほ基地まで8000ftでその後上昇しMD60で10000ftとした。その後対地高度ほぼ一定で昭和に戻った。またドロップゾンデ観測はZ40、H212に於いて実施した。
・1月19日:ピラタス機による二酸化炭素の連続観測を行った。飛行方法は24000ftまで上昇、その後21000ft、18000ft、15000ft、12000ft、9000ft、6000ft、3000ftである。各高度で空気採取を行った。