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![]() 英名:Barau's petrel 学名:Pterodroma baraui ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 体長38 cm、体重400 g、翼開長 96 cm。前頭部は白色だが、目の周囲から後頭部にかけて四角く黒いパッチが見られる。のど、腹部、尾の下面にかけて白色。翼の下面も白色だが、翼の前端に太い黒のラインが見られる。体の上面は翼も含め灰色で、背中と両翼にかけて黒くMの文字を広げたような模様が見られる。 ![]() ![]() 繁殖地は西インド洋のレユニオン島、ロドリゲス島に限られている。外洋ではインド洋の熱帯、亜熱帯海域に見られる。 ![]() レユニオン島では繁殖地は2700-2900 m の火山山頂地域に見られる。ロドリゲス島では320 mの山の山頂付近で巣が一つだけ発見されている。外洋域では大陸棚域ではあまり観察されず、さらに沖合で採餌を行っていると考えられている。 ![]() ほとんど知られていない。主に表層ですくい上げる方法、ディッピングによって採餌する。他の海鳥の群に混じって採餌し、ときどき漁船近くにもみられる。 ![]() ![]() 繁殖は10-11月に始まる。巣穴で営巣し、コロニーを形成する。4月ごろに巣立ちが観察される。 ![]() 本種は1963年に発見され、1964年に記載された。近年では危急種と考えられている。個体数の総計は数千個体と推定される。レユニオン島では伝統的に人の食料として捕獲されてきたが、近年では個体群への影響はあまりないと考えられる。主な繁殖場所が人や移入哺乳類が近づきにくい場所にあるためである。個体数の把握、モニタリングが必要とされている。 |