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イルカのアゴの動きを記録する |
磁石と磁力センサー搭載のデータロガーでアゴの動きを記録することができ、これまで海鳥ではこの方法が用いられている(Wilson et al. 2002)。我々は飼育下のハンドウイルカTursiops truncatus aduncasで、この方法を用いて、摂餌と発声を記録することに成功した。 |
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アゴの動きは上下顎に装着した磁石と磁力センサー間の磁力の強さの変化としてロガーに記録される。摂餌行動はは6分間続き、この間に10匹の魚を飲み込んだ。
ロガーデータによると、まず大きく口を開けて魚を捕らえ、その直後、小さなアゴの動きが続き、魚の向きを変え、口の奥に魚を運び、飲み込んでいることがわかる。 この方法で餌を捕らえるタイミングとそのときのアゴの動かし方が記録できる。アゴの動かし方からは餌のサイズや種類がわかるかもしれない。 また、イルカの発声も記録できた。イルカがトレーナーに答えて“イーク、イーク、イーク”と発声したときには、大きく口を開けたまま、小さくアゴを動かしていた。 |
参考文献 |
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** PP02-1 - Ropert-Coudert Y, Liebsch N, 加藤明子, Bedford G, Leroy M, Wilson RP - 2002 Mouth opening in dolphins, as revealed by magnetic sensors. 勇魚 36: 72-74 |
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