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カツオドリの飛翔中の心拍数の変化 |
羽ばたき飛翔と滑空飛翔の心拍の差は小さかった |
羽ばたき飛翔は滑空飛翔に比べエネルギー消費が大きいと考えられており、カツオドリは羽ばたき飛翔と、飛び込み潜水の後の水中での羽ばたきというコストの高い行動のため、野外での代謝が高いと考えられていた。 代謝速度は心拍数に比例するため、心拍数を測ることによって代謝速度を推定することができるといわれている。我々は加速度ロガーとECGロガーを用いてケープシロカツオドリ (Morus capensis) の行動に伴う心拍数の変化を記録した(a, b)。 羽ばたき中(255.5 bpm)は滑空中(217.2 bpm)に比べ心拍数が高く、心拍数は行動の変化とともに急激に変化した(c)。しかし驚いたことにその差は小さく、わずか20%であった。これでは羽ばたき飛翔のコストが大きいためにFMRが高いという説明はあてはまらない。すなわちカツオドリの心拍数と代謝速度には直線的な相関関係はなく、拍出量が一定でない可能性が示唆された。 |
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References |
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** PG06-01 - Ropert-Coudert Y, Wilson RP, Grémillet D, Kato A, Lewis S, Ryan PG (in press) ECG Recordings in free-ranging gannets reveal minimum difference in heart rate during powered versus gliding flight. Marine Ecology Progress Series |
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