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オーロラの光は微弱な明るさから満月の明るさまで変化します。また、オーロラは全天で起こり目まぐるしく動きます。微弱なオーロラの光を検出して動きも逃さずに記録するために、私たちの観測では魚眼レンズをつけた超高感度のCCDカメラで1秒間に30コマのビデオ撮影をしています。

右の写真は昼間にアイスランドでカメラの点検・掃除などの作業をしているところです。夕暮れになって空が暗くなり始めたら、いよいよ観測の開始です。天気さえ良ければ、夕暮れから夜明け近くの空が白んでくるまで撮影をしながらずっと寝ずに見張りをします。

このようにして撮影した映像を編集したものが、『オーロラの動き』でお見せした動画です。他にも、『似ている例・違う例』の図のように、オーロラ画像を地図上に展開したり、明るさの時間変動をグラフにしたりするなど、さまざまな角度から解析を行っています。私たちは、撮影したオーロラの映像から、少しでも多くの情報を読み取りたいと願っています。

また、その他の時期にもアイスランドでは年間を通して、地磁気の変動や自然ELF/VLF帯の電磁波の観測などを行っています。このように地磁気や電磁波の変動を観測することによって、オーロラが見えない時でもオーロラの動きをモニタリングすることができるのです。

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