日本南極探検隊長 白瀬 矗  
井上正鉄著、極地研ライブラリー
平成24年3月28日 成山堂書店発行、155ページ
ISBN:9784425570317
定価 本体2,200円(税別)
鎖国による閉塞時代がまだ醒めやまない明治期初頭、
齢11の少年が未知の世界への探検を志した。  
その志を50歳で叶えた。
しかも世界的な探検である。
この探検の成功が日本南極地域観測隊の礎となった。


はじめに


第1章 プロローグ


第2章 白瀬矗探検の足跡


第3章 白瀬日本南極探検隊の学術研究報告


第4章 出会い、白瀬矗を世界的な探検へと導き、支えた人々


第5章 白瀬日本南極探検隊の残したもの


第6章 エピローグ


あとがき


参考文献/白瀬中尉関連年表/索引














【著者略歴】

井上正鉄(いのうえ まさかね)

1949年(昭和24年11月23日) 長野県佐久市生まれ

1979年(昭和54年3月) 広島大学大学院理学研究科博士課程植物学専攻修了(理学博士)

現在 秋田大学教育文化学部教授

[専門]

地衣類の分類・生態学的研究(対象は主として、日本産及びアジア産ヘリトリゴケ地衣類と南極・北極産地衣類)

[主な極地の調査歴]

・1985年11月〜1987年3月:第27次南極地域観測隊員として「昭和基地」で越冬

・1988年11月〜1989年3月:南極条約に基づく文部省派遣交換科学者として、南極キングジョージ島の中華人民共和国「長城基地」で共同研究

・2000年8月:北極圏に位置するスピッツベルゲン島で地衣類調査

・2009年8月:北極圏カナダ、コッパーマインで地衣類調査