南極観測隊便り 2017/2018


2018/01/15

1月14日(日)

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ドームふじを出発して4日目。ドームふじから約340km進みました。今朝は強いハロー(一部二重)が出ていました。一昨日(12日)からは、朝7時過ぎから走行し始めています。軟雪帯はあっという間に通り過ぎ、風が強くなり始め、大きなサスツルギが現れてきました。標高は3400m程度まで下がり、気圧は10hPa程度上がりました。気温はまださほど変化していません。明日は中継拠点を通過する予定です。往路はNMDルートと呼ばれる、サスツルギ帯をなるべく避ける比較的新しいルートを走行しましたが、復路は雪尺観測のため全車ともMDルートと呼ばれる旧来のルートを走行します。このルートは激しいサスツルギ帯のため、過去の隊も走行に苦労してきたものです。今回は往路と同様ピステンが先行し、整地しながら走行します。過去と比較し、どれくらい走行時間が短縮できるのでしょうか。明日からいよいよMDルートに突入です。(大藪記)

キャンプ地:MD392
気温:-33度(6時)、-26度(19時)
風速:6m/s
気圧:628hPa
本日の行動:MD492からMD392まで移動、レーダー観測、ルート沿いの積雪サンプリング、車両整備


(写真:給油のため脇にそれた117号車を追い抜いていく109号車)
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