南極観測隊便り 2017/2018


2018/01/07

1月6日(土)

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今日も相変わらず風が強く、朝から夕方まで風速は10m/sを超えていました。朝から昼過ぎまではずっと空が白く天気が悪かったのですが、夕方17時ごろに雲が薄くなり、幻日(太陽の両側同じ高さに現れる白い光で、白色または単色に輝いて太陽に似て見える)と大量のダイヤモンドダストと今までに見たことのない複数の強いハローが見られました。太陽の上にはレンズ状の光と、さらにその外側にハローの一部が見えました。とても綺麗でした。

今日は発電機の調子が悪かったにもかかわらず掘削はかなり順調に進み、34mまで掘削することができました。今日あがってきた13m付近のコアは、NDFとBC2には見られなかった層構造(粒径の異なる5mm程度の層が複数入っているように見えた)が観察されました。明日の午前中には目標深度の40mに達する見込みです。

本日別行動をしていたレーダー隊が再び本隊に合流しました。2人違うだけですが、夕食時に全員揃うと賑やかな感じがします。レーダー隊は明日また出発し、今度は1月10日にドームふじ基地で合流予定です。(大藪記)

キャンプ地:BC3
気温:-24度(6時半)、-21度(18時半)
風速:10〜13m/s
気圧:611hPa
本日の行動:浅層コア掘削(34m)レーダー観測、レーダー隊出発準備、橇編成、発電機改造・整備


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