南極観測隊便り 2018 - 2019


2019/01/22

最終の走行

Tweet ThisSend to Facebook | by ishida
1月19日。S16地点まであと50kmの地点から、朝8時に走行を開始しました。
晴天のなか、チームのメンバーは様々な思いを抱いて最終日の50km区間・約6時間の走行をしたとおもいます。


写真1:昨日のヘリオペの日に続いて、朝から晴れ上がりました。(撮影:櫻井)


写真2:凹凸の少ないカタい雪面はこの沿岸地域特有のものです。
走行につれて、これまでよりも傾斜がきつくなり標高が次第に下がっていくことを実感しました。(撮影:櫻井)


写真3:午後1時頃、雪上車の進行方向の地平線に海と氷山がみえてきました。
115号車から前方の車両を撮影。(撮影:藤田)


写真4:先頭を行くピステン車のコックピットからみたゴール、S16地点。(撮影:櫻井)


写真5:S16では4名の撤収作業支援隊員(59次隊赤田さん、60次隊倉持さん、松村さん、田井戸さん)が出迎えてくれました。(撮影:櫻井)

午後2時頃にS16に全車両が到着し、出迎えの4名の方々も含め、皆で握手を交わしました。
11月15日早朝にこの地点を出発してから56日目にここに帰還しました。内陸旅行での数々のタスクを終えて。ここで内陸旅行の装備を完全に解いて、後片付けをします。最後の撤収作業を23日頃までかけておこないます。23日に、内陸隊メンバーの全員がオングル海峡を越えて次の移動先に移動していく予定です。

藤田記
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