南極観測隊便り 2017/2018


2017/11/25

みずほ基地を通過

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昨日のお昼に大きな通過ポイントの一つであるみずほ基地へ到着しました。みずほ基地では、101本雪尺観測やAWS(自動気象観測測器)、無人磁力計の保守を行いました。また、ここまで使用した燃料の空ドラムやゴミをデポし、燃料を積んでいるそりの積み替えを行い、さらに内陸へと進む旅行の準備を行いました。夕食は節目のポイント通過祝いとこれからまだまだ続く旅行の成功を祈念して焼肉をしました。

みずほ基地は過去に使用されていた基地ですが、現在は雪の下に完全に埋まってしまい、基地の外観を知ることはできません。基地から煙突が出ていたり、19次隊の雪上車が置いてあったりしました。南極へ来る直前に、1980年にみずほ基地で掘削されたアイスコアを使用して分析を行いましたが、どこで掘削されたのだろう・・・と思いながら基地を見て回りました。

今日は朝に1時間程度全員で再度基地を訪れ、記念撮影を行いました。
その後予定通り旅行を進め、本日のキャンプ地まで無事に到着しました。
昨日あたりからダイヤモンドダストがよく見られるようになりました。とても綺麗です。

また、今日は朝から風がほとんど吹いていなかったため、日中の気温は-20度にもかかわらず日射の影響で体感温度は非常に高く感じました。Tシャツと素足にサンダルで外を歩いている隊員もいたほどです。(大藪記)

出発地:NMD001
キャンプ地:NMD044
標高:約2400m
気温:-23度(18時半現在)
移動距離:約43km
S16(出発地)からの積算移動距離:約 300 km
ドームふじ基地まで:約 700 km
本日の行動:
 移動、ルート沿いサンプリング、キャンプ地での観測、レーダー観測







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