南極観測隊便り 2018 - 2019


2019/01/09

ベースキャンプ撤収作業、そして帰路に向けて

Tweet ThisSend to Facebook | by ishida
12/29までにベースキャンプでの大部分の観測作業を終えて、ドームふじ基地への移動目標日を大晦日12/31に定めました。
12月30日はチーム全体でベースキャンプの撤収作業にかかりました。
アイスコア掘削場の撤収、就寝の場となっていたテント村の撤収、燃料の整理、車両整備などなど。
大晦日12/31の昼頃までこれを続けました。幸い、作業中は好天に恵まれ、風もごく弱い状況でした。以下、写真特集でいきます。


写真1:装備とアイスコア掘削場の整備風景


写真2:車両のグリースアップをする金子さん(設営・車両担当)、それを後方で支援する栗田さん(気象・大気観測担当)


写真3:アイスコア処理場となっていたテント


写真4:車両整備道具を持ってキャンプ地を移動する金子さん。


写真5:燃料ドラムの整理。クレーンの操作は伊藤さん(設営担当)。ドラム缶の近傍に居るのが櫻井さん(設営担当)。


 写真6:ゾンデ観測は、栗田さんと山田さんらが滞在期間中おこなってきました。この日の最終放球をおこなったのは川村さんでした。撮影は津滝さん。


写真7:車両の底板付近のメンテナンスをする金子さん。

12月10日からこのキャンプをかまえて仕事をしてきましたので、撤収もそれなりに大きな作業です。
とても忙しいときは往々にして写真を残す余裕がありません。テント村の撤収風景など、写真がありませんでした。

チームはその後、大晦日の午後、ちょうど日本では紅白歌合戦がおこなわれている時間帯に約50キロメートル移動し、夕刻おそくドームふじ基地に到着。
基地横でキャンプしました。
元旦の午前のみ休息時間。

ブランチでおせち料理を楽しみました。元旦の午後にドームふじで一部の物資整
理をおこなったあと、翌1月2日朝、大陸沿岸部に向けた移動を開始しました。ノ
ルウェー極地研究所の2名の同行者を迎えに来るフライトに間に合わせるために。
 
藤田記
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