Algae

南極昭和基地周辺の淡水藻類
南極昭和基地周辺の淡水藻類国立極地研究所関連データベース生物圏研究グループ極地植物多様性画像データ日本語 / 英語

○ Introduction

はじめに
1.湖沼の藻類
(Algae in lakes and ponds)
2.沢の藻類
(Algae in streams)
3.土壌表面の藻類
(Soil algae)
4.コケ群落の藻類
(Epiphytic algae)
5.岩の表面の藻類
(Epilithic algae)
6.礫底面の藻類
(Sublithic algae)
7.岩の割れ目の藻類
(Chasmolithic algae)
8.雪上の藻類
(Snow algae)

○ 学 名

Cyanothece aeruginosa
Cyanothece major
Gloeocapsa punctata
Gloeocapsa sanguinea
Chondrocysits dermochroa
Leptolyngbya battersii
Leptolyngbya perelegans
Leptolyngbya tenuis
Phormidium autumnale
Nostoc commune
Nodularia quadrata
Calothrix parietina
Dichothrix sp.
Stigonema minutum
Luticola muticopsis
Pinnularia borealis
Botrydiopsis callosa
Chloromonas polyptera
Macrochloris multinucleata
Kentrosphaera grandis
Prasiola crispa
Oedogonium sp.
Actinotaenium cucurbita
Cosmarium cf. clepsydra

Botrydiopsis callosa

学 名

Botrydiopsis callosa Trenkwalder, Ber. nat.-med. Ver. Innsbruck, 62, 10, 1975(黄緑藻)

記 載

藻体は単細胞、球形で径は5-60µmあり、寒天上で培養した細胞は互いに接することが多い。葉緑体は若い細胞は側壁性で頂面観は円盤形から亜鈴形、側面観は両端が角張る(写真1)。亜鈴形の葉緑体の長さは約6-7μm(写真2)。若い細胞時に、ピレノイドが観察されるが成長すると不鮮明になる(写真5)。細胞の径が約5μmの時の葉緑体は1枚、径が約7μmで2枚程度あり、成長とともに数は増加する。大きく成長した細胞は葉緑体が小型化し径3-4µmとなる(写真4)。細胞内に緑がかったオレンジ色の顆粒を1-3個有す(写真3)。細胞壁は若い細胞では薄いが、成長とともに肥厚し、3-6µmになり層状を示すことがある。遊走子の形態は南極の標本では未確認であるが、Trenkwalder(1975)によると本種の遊走子は鞭毛を2本有し、眼点がある。

写真1:本種の栄養細胞が10数個集まったところ(培養細胞)。中心の細胞の径は17µm。細胞は互いに接する傾向があり、細胞壁は肥厚する。葉緑体は側壁性で多数あり、側面観では角がある。標本番号:F44-8-2。オングルカルベン。大谷修司撮影。
 
写真2: 同じ細胞の集まりを細胞表面に焦点をあわせたもの。葉緑体の頂面観は円形または亜鈴形。大谷修司撮影。
 
写真3:写真1よりも成長した細胞で、中心の細胞の径は29µm(培養細胞)。細胞壁の肥厚はより明瞭となる。緑がかったオレンジ色の顆粒に焦点があわせてある。標本番号:F44-8-2。オングルカルベン。大谷修司撮影。
 
写真4:細胞は十分に成長すると(細胞の径は50µm、培養細胞)、細胞壁は肥厚し層状となり、葉緑体は小型化する。標本番号:F44-5-2。東オングル。大谷修司撮影。
 
写真5:葉緑体が数個存在する若い細胞では、葉緑体の内側に不明瞭なピレノイドが観察されることがある(培養細胞)。標本番号:F43-7-2。対物レンズ100倍。オングルカルベン。大谷修司撮影。
 
写真6:不動胞子(アプラノスポアー)が数個ある不動胞子嚢(細胞の径は24µm、培養細胞)。標本番号:F43-8-2。対物レンズ100倍。オングルカルベン。大谷修司撮影。
 
All Rights Reserved, Copyright (c) 2015, National Institute of Polar Research
形状・大きさ等の説明。
分類学的な説明。
生態(生育環境)の説明。
南極大陸での生息地域の説明。
引用文献および参考文献一覧。