Algae

南極昭和基地周辺の淡水藻類
南極昭和基地周辺の淡水藻類国立極地研究所関連データベース生物圏研究グループ極地植物多様性画像データ日本語 / 英語

○ Introduction

はじめに
1.湖沼の藻類
(Algae in lakes and ponds)
2.沢の藻類
(Algae in streams)
3.土壌表面の藻類
(Soil algae)
4.コケ群落の藻類
(Epiphytic algae)
5.岩の表面の藻類
(Epilithic algae)
6.礫底面の藻類
(Sublithic algae)
7.岩の割れ目の藻類
(Chasmolithic algae)
8.雪上の藻類
(Snow algae)

○ 学 名

Cyanothece aeruginosa
Cyanothece major
Gloeocapsa punctata
Gloeocapsa sanguinea
Chondrocysits dermochroa
Leptolyngbya battersii
Leptolyngbya perelegans
Leptolyngbya tenuis
Phormidium autumnale
Nostoc commune
Nodularia quadrata
Calothrix parietina
Dichothrix sp.
Stigonema minutum
Luticola muticopsis
Pinnularia borealis
Botrydiopsis callosa
Chloromonas polyptera
Macrochloris multinucleata
Kentrosphaera grandis
Prasiola crispa
Oedogonium sp.
Actinotaenium cucurbita
Cosmarium cf. clepsydra

Oedogonium sp.

学 名

Oedogonium sp. (緑藻)

和 名

サヤミドロ属の一種

記 載

藻体は分枝をしない1細胞列の糸状体。糸状体は真っ直ぐかまたは、特定の細胞が湾曲することによって、糸状体全体が湾曲する(記載写真1)。細胞は細長い棒状であり先端部がふくらみ、幅は太い側が6-8µm、細い方が4.5-5µm。長さは12-59µm。葉緑体の形は不明瞭であることが多く、構造は不明だが(記載写真2)、アゾカーミンGで染色される顆粒が一つありピレノイドと考えられる。頂帽(記載写真3)はあるが観察しにくい場合が多い。生卵器は1個〜3個ならび、側面観は楕円体であり、周囲に先の丸い凸型の突起が8-12個並ぶ。生卵器の幅は21-32µm、長さ15-20µm、裂開部は未確認(記載写真4)。卵胞子は楕円体で、幅17-18µm、長さ15µm(記載写真5)。その細胞壁は厚く、2-2.5µm、卵胞子膜は平滑またはいぼ状突起を有す。矮雄体は見つかっていない。短い糸状体(3細胞〜13細胞)の末端に、先端に向かって細くなり、やや湾曲した細胞が観察された(記載写真6)。この細胞の直径は6-11µm、長さ17-20µmであり、遊走子が発芽した直後の基部細胞の可能性がある。

写真1:池に浮遊するパン状藻被表面に優占する本標本の栄養細胞。生試料。対物レンズ40倍。標本番号:SO-00012911。スカーレン大池。大谷修司撮影。
 
写真2:本標本の葉緑体の形は不明瞭であることが多い。生試料。対物レンズ40倍。標本番号:SO-0012110。スカルブスネスA3池。大谷修司撮影。
 
写真3:本属の種に特徴的な頂帽が細胞の左下にうすく見られる。ホルマリン固定標本。対物レンズ100倍。標本番号:SO-0012110 スカルブスネスA3池。大谷修司撮影。
 
写真4:生卵器を有す糸状体。生卵器には10個程度の突起がある。生試料。対物レンズ40倍。標本番号:SO-0012110 スカルブスネスA3池。大谷修司撮影。
 
写真5:生卵器内の卵胞子。長さ15µm、幅18µmで偏圧している。焦点を変えて観察しても卵胞子膜に模様は見られなかった。ホルマリン固定標本。標本番号:SO-0012110 スカルブスネスA3池。大谷修司撮影。
 
写真6:発芽直後と考えられる3細胞からなる糸状体。基部の細胞の形は楕円体で先がややとがり、長さ17μm、幅11μm。中央にアゾカーミンGで染色されるピレノイドと考えられる顆粒が一つあった。ホルマリン固定標本。標本番号:SO-0012114 スカルブスネスA6池。大谷修司撮影。
 
All Rights Reserved, Copyright (c) 2015, National Institute of Polar Research
形状・大きさ等の説明。
分類学的な説明。
生態(生育環境)の説明。
南極大陸での生息地域の説明。
引用文献および参考文献一覧。