Algae

南極昭和基地周辺の淡水藻類
南極昭和基地周辺の淡水藻類国立極地研究所関連データベース生物圏研究グループ極地植物多様性画像データ日本語 / 英語

○ Introduction

はじめに
1.湖沼の藻類
(Algae in lakes and ponds)
2.沢の藻類
(Algae in streams)
3.土壌表面の藻類
(Soil algae)
4.コケ群落の藻類
(Epiphytic algae)
5.岩の表面の藻類
(Epilithic algae)
6.礫底面の藻類
(Sublithic algae)
7.岩の割れ目の藻類
(Chasmolithic algae)
8.雪上の藻類
(Snow algae)

○ 学 名

Cyanothece aeruginosa
Cyanothece major
Gloeocapsa punctata
Gloeocapsa sanguinea
Chondrocysits dermochroa
Leptolyngbya battersii
Leptolyngbya perelegans
Leptolyngbya tenuis
Phormidium autumnale
Nostoc coumune
Nodularia quadrata
Calothrix parietina
Dichothrix sp.
Stigonema minutum
Luticola muticopsis
Pinnularia borealis
Botrydiopsis callosa
Chloromonas polyptera
Macrochloris multinucleata
Kentrosphaera grandis
Prasiola crispa
Oedogonium sp.
Actinotaenium cucurbita
Cosmarium cf. clepsydra

Actinotaenium cucurbita

学 名

Actinotaenium cucurbita  (Breb. in Ralfs) Teil. , Botaniska Notiser, 4, 406, 1954(緑藻)
Basionym: Cosmarium cucurbita Breb. in Ralfs, British Desmidiae, p. 108, 1848.

分 類

Hirano (1979)はCosmarium cucurbitaの種名で本種を報告し、主に細胞の先端の形に基づき、本種を var. cucurbita、var. attenuatum、var. rotundatumの3変種に区分して報告した。West and West(1908)は、本種の先端の形は変異が大きく、半円形や平坦になることを報告している。Teiling(1954)も同様に、本種の先端の形が様々に変異することを記載し、種内に変種を認めていない。Broady(1982)もこれらの報告と同様に、南極の南ビクトリアランドの沢の試料の観察から、本種の様々な形態変異について図を示している。写真3に示すように、ラングホブデ雪鳥沢からは、先が丸いvar. rotundatum的な半細胞と、やや先端に向かって細くなるvar. attenuatum的な半細胞がからなる細胞が観察された。これらのことから、このデータベースでは、上記のvar. attenuatum、var. rotundatumは、Actinotaenium cucurbitaの可塑的な変異と考えた。しかし、南極からは、West and West(1908)が記載したような先端部で急に曲がり、先端が平らな細胞(Pl.73, Fig.31)は出現しないことから、今後本種の形態変異に関する研究が必要である。  Therezien and Coute(1977)はケルゲレン諸島からはA. cucurtina var. rotundatumとvar. attenuatumを報告し、これら両変種の長さと幅に対して大きい変異幅を報告している。また、大きさがさらに小さい(長さ21µm、幅10µm)A. cucurbita f. minmumも報告しているが、このデータは上記の記載の大きさに含まれていない。Pankow et al. (1991)は A. cucurbita var. cucurbitaを報告しているが、文献中に示されてた図16-7は全体の形と先端が肥厚しているこから、A. curtumと考えられる。

写真1:本種の生きた細胞で、長さ38µm、幅18µm、イスマスの幅16µm。標本番号:SO-00013006、スカーレンの沢。2000年1月30日採集。大谷修司撮影。
 
写真2:本種のホルマリン固定された細胞。長さ35µm、幅18µm、イスマスの幅17µm。標本番号:SO-91012308、キングジョージ島の沢。大谷修司撮影。
 
写真3:先が丸いvar. rotundatum的(右側)な半細胞と、先端に向かって細くなるvar. attenuatum的(左側)な半細胞からなる細胞。長さ36µm、幅19μm、イスマスの幅18µm標本番号:冷凍標本F00975。ラングホブデ雪鳥沢。蘚類着生。大谷修司撮影。
 
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形状・大きさ等の説明。
分類学的な説明。
生態(生育環境)の説明。
南極大陸での生息地域の説明。
引用文献および参考文献一覧。