Lichens

南極昭和基地周辺の地衣類
南極昭和基地周辺の地衣類国立極地研究所関連データベース生物圏研究グループ極地植物多様性画像データ日本語 / 英語

○ 学 名


Acarospora williamsii
Buellia frigida
Buellia pycnogonoides
Buellia subfrigida
Caloplaca athallina
Caloplaca citrina
Candelaria murrayi
Candelariella flava
Carbonea capsulata
Lecanora expectans
Lecanora physciella var.
Lecidea andersonii
Lecidea cancriformis
Lecidella siplei
Physcia caesia
Pleopsidium chlorophanum
Pseudephebe minuscula
Pseudephebe pubescens

○ 和 名


タカネケゴケ

Pseudephebe pubescens

学 名

Pseudephebe pubescens (L.) M.CHOISY, Icon. Lich. Univ. ser. II, fasc 1, 1930.

和 名

タカネケゴケ

生 態

昭和基地周辺地域においてタカネケゴケは近縁のタカネケゴケモドキPseudephebe minusculaと同様に大陸氷床縁の露岩域にのみ生育が確認されている。しかし広範に分布する後者に比べて生育地は限られている。また、両者はしばしば混生している。母岩に着生しているが、しばしば母岩上に形成された凹地に堆積した小岩石上にもみられる。雪ドリフトの消長時期と地衣類群落の関係を継続観察したラングホブデ雪鳥沢河口付近では1月初旬に雪が融けた場所にこの地衣類の大規模な群落が姿を現した。他の露岩域で得られた何点かの標本にもそれを示唆するコメントが記されている。クロヒゲゴケUsnea sphacelata、イワタケ類及びナンキョクスミイボゴケBuellia frigidaとの混生は確認されているが、アカサビゴケXanthoria elegansナンキョクロウゾクゴケモドキCandelariella flavaのような好鳥糞性地衣類群落(中西、1982)を構成する地衣類との混生は認められておらず、富栄養の環境を好まない地衣類と思われる。


写真1:タカネケゴケモドキやタカネケゴケは雪ドリフトが最後まで残っている立地にしばしば見られる。写真2・3で示される本種の生育地は画面左端の雪ドリフトに接した斜面。(ラングホブデ雪鳥沢河口付近、1987年1月9日)
  





写真2:写真3は写真2の画面中央部やや右下の細長い岩石。暗色の地衣は本種。(1987年1月13日)
  





写真3:写真3は写真2の画面中央部やや右下の細長い岩石。暗色の地衣は本種。(1987年1月13日)
  
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形状・大きさ等の説明。
分類学的な説明。
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