超高層物理学

U-1
観測名:アイスランドにおけるオーロラ共役点観測

観測主任研究者: 佐藤 夏雄 (国立極地研究所)
観測地:Husafell, Tjornes
観測期間:3-4月、9-10月
観測目的:オーロラ現象の南北半球の対称性・非対称性を明らかにする
実施概要:南北半球が同時に暗夜になる秋分・春分時期に、可視オーロラの同時観測を実施する



U-2
観測名:イメージングリオメータを用いたオーロラ粒子降下の観測

観測主任研究者: 西野 正徳 (名古屋大学 太陽地球環境研究所)
観測地:Ny-Ålesund
観測期間:連続
観測目的:オーロラ粒子降下を観測
実施概要:銀河電波雑音の電離層吸収を、2次元ダイポールアンテナ(30MHz)アレーで測定して、オーロラ粒子降下領域の大きさ、動きを探り、カスプ・キャップ域でのエネルギー粒子のダイナミクスを研究する。


U-3
観測名:環太平洋地磁気ネットワーク観測

観測主任研究者:湯元 清文 (九州大学 宙空環境研究センター)
観測地:Yakutsk, Tixie, Chokurdakh, Kotel'nyy Is., Zyryanka, Zhigansk
観測期間:2003年4月-2004年3月
観測目的:本研究の目的は、21世紀に必須となる「宇宙天気研究」の太陽?地球系複合システム理解のために、北米、シベリア、日本、東南アジア、オーストラリアの環太平洋域の多点の観測点と南米、アジア、アフリカの経度の隔った磁気赤道沿いの多点の観測点とを組織的に組み合わせた全地球的規模の地上ネットワーク観測網を用いて、特に、太陽風?地球磁気圏相互作用により極冠域、磁気圏境界領域、そして磁気圏尾から内部磁気圏に侵入した電磁場擾乱と粒子エネルギーが、電離大気と中性大気が混合する地球大気遷移圏(電離圏,熱圏)の擾乱にどのように結合・変換されていくのかその時空間的機構と過程について、また、中・低緯度の中性大気風によりダイナモ領域に発生するSq 電流系のグローバルな成分との分離・定量化をおこなうための観測・海外学術調査を行うことにある。
実施概要:210度磁気子午線沿いのオーロラ帯のカナダ、シベリア地区やハワイでの光学・電磁場観測を充実し、また、赤道域のフィリピン、ミクロネシア諸島での電磁環境の調査を重点的に行い、全地球的規模の観測を実施する。各地点での地磁気・ULF波動の観測は、相手国共同研究者、現地協力者と協議し、2004 年から始まるCAWSES 国際共同研究の準備協同観測も実施する。


U-4
観測名:EISCATレーダーとこれに呼応したレーダー、地上光学観測による極域中層大気・熱圏における大気潮汐波・惑星波動の観測

観測主任研究者:麻生 武彦 (国立極地研究所 北極圏環境研究センター)
観測地:Svalbard, Tromso
観測期間:通年
観測目的:極域中層大気・熱圏の大気潮汐波などの惑星スケールの大気波動の様相を明らかにする
実施概要:EISCATスバルバールレーダーとメインランドのEISCAT-KSTレーダー観測を軸に、北極域の各種レーダー、とくにSSR(SOUSY SvalbardRadar)、SuperDARN HFレーダー,トロムソのMFレーダー,キルナのESRADレーダーあるいは夜光スペクトロメータなどの地上光学観測による観測を行う。今年度はトロムソに流星レーダーを新設し、連携観測をより強化する計画である


U-5
観測名:ALISネットワークによるオーロラ・大気光総合観測

観測主任研究者:麻生 武彦 (国立極地研究所 北極圏環境研究センター)
観測地:Kiruna (Sweden)
観測期間:2002年10月-2003年3月
観測目的:オーロラ・大気光の構造と物性の解明
実施概要:我々は、従来からスウェーデン・キルナのスペース物理研究所(IRF)との国際共同により、キルナ周辺でのALIS多点撮像ネットワークシステムによるオーロラ・夜光、PSCの3次元構造復元のためのトモグラフィ観測研究を行っている。現在、6点でのトモグラフィ観測ならびにEISCATレーダーおよびヒーティング、衛星との同時観測等を通じて、オーロラや夜光などの3次元構造の復元に成果を得ている。


U-6
観測名:スバールバル流星レーダーによる大気ダイナミックスの観測(NSMR - NIPR - Nippon/Norway Svalbard Meteor Radar)

観測主任研究者:麻生 武彦 (国立極地研究所 北極圏環境研究センター)
観測地:Svalbard
観測期間:2002年4月-2003年3月(通年連続)
観測目的:極域中間圏・熱圏下部の大気ダイナミックスならびに大気の上下力学的結合に関する研究を行う。
実施概要:流星レーダーによる流星飛跡の運動および拡散の計測をもとに、高度80-100km域の中性大気風および温度の連続観測を行う。


U-7
観測名:オーロラスペクトログラフによるオーロラ・夜光の分光観測

観測主任研究者:麻生 武彦 (国立極地研究所 北極圏環境研究センター)
観測地:Svalbard
観測期間:2003年9月-2004年3月(暗夜連続)
観測目的:時間的に激しく変動するオーロラや微弱な大気夜光のスペクトル観測により、パルセーティングオーロラのスペクトルや、カスプ域の昼間オーロラのスペクトルの空間的構造、イオンダイナミックス、中性大気温度などについて重要な知見を得る。
実施概要:オーロラスペクトログラフはF1.4、f=6mmの魚眼レンズを対物レンズとし、子午面を投影するスリット、コリメーター光学系、600本/mmのグリズム、撮像光学系および冷却CCDカメラから構成される。180°の視野角、420-730nmの波長範囲、1nmの波長分解能、および600nmで0.06cts/R/sec/pixelの感度をもつ。これによりオーロラや微弱な大気夜光のスペクトルを、広い波長領域で、広い空間にわたって、高い時間分解能で観測する。


U-8
観測名:極域中間圏の中性風の観測

観測主任研究者:野澤 悟徳 (名古屋大学 太陽地球環境研究所)
観測地:トロムソ
観測期間:連続
観測目的:極域における中間圏、下部熱圏結合
実施概要:高度70 kmから91 kmの中性風速度を5分毎に測定


U-9
観測名:ロシアのオーロラ(AE)指数用地磁気観測所の整備プロジェクト(宇宙天気予報との協力による)

観測主任研究者: 亀井 豊永 (京都大学 大学院理学研究科地磁気世界資料解析センター)
観測地:Pebek, Tixie, Cape Chelyuskin, Norilsk, Dixon, Amderma
観測期間:通年
観測目的:ロシアにある地磁気AE観測所の整備とデータ伝送の迅速化、高時間分解能データの収集
実施概要:地磁気観測所の磁力計の近代化および気象衛星「ひまわり」を使用したデータの受信収集及びインターネットを使用したロシアへのデータ配信、ロシアのAE観測所への磁力計の提供、気象衛星「ひまわり」用DCP装置の提供、観測技術の訓練の提供、データと情報の交換


U-10
観測名:大気光とオーロラのイメージング観測

観測主任研究者: 久保田 実 (通信総合研究所 電磁波計測部門北極域国際共同研究G)
観測地:Poker Flat Research Range,Alaska
観測期間:2003年9月-2004年4月
観測目的:
実施概要:観測概要は以下のURLを参照のこと
http://salmon-www.crl.go.jp/systemsum/imagers/all_sky_imager_j.htm
また、観測したデータのサマリプロットをデータシステムSALMONにて公開している。
http://salmon.crl.go.jp/