「しらせ」の中でどんな生活をしているのだろう

フリーマントルで観測隊が乗船(右) 
「しらせ」乗員と協力して船内での海洋観測(左)

観測隊員は今では日本からは「しらせ」に乗らず、オーストラリアのフリーマントルまで飛行機で向かい、そこから「しらせ」に乗る。フリーマントルからでも、昭和基地までは1,400kmも離れていて、約半月の時間がかかる。

船内での観測活動

まだ未知の世界が広がる南極海では、航海しながらでもさまざまな観測がおこなわれる。「しらせ」の船尾のデッキには海洋観測ができる設備があり、船内にはいろいろな観測ができる実験室がある。また大きな冷凍室と冷蔵室を備えていて、南極から氷の標本などを持ちかえる。

南極観測隊が生活するエリア

「しらせ」には、南極観測隊の隊長室や副隊長室、1室2名の隊員室があり、約60人の隊員が生活できる。報道や海外共同研究者を含めて、観測隊員の人数はこの「しらせ」の隊員収容数で決まっている。

昭和基地で活躍する「科員」

「しらせ」乗務員は「科員」という。昭和基地に到着してから、前年の越冬隊とその年の夏隊を乗せて帰還するまでの夏の間、科員は夏隊の活動をサポートする。限られた人数しかいない昭和基地での貴重な労働力だ。働いた形の残る建設作業は、科員の中でも人気が高い。

船内で研究者が観測内容を解説する「しらせ大学」

昭和基地近くの定着氷にアンカーで固定して「しらせ」が接岸

ビデオ解説

ヘリポート下部の洋上観測設備

サロンや食堂を兼ねた隊員公室

隊長室・副隊長室・隊員居室

海水を汲み上げて使う隊員の風呂場とトイレ

トピック

「しらせ」の乗組員

昭和基地での支援活動

「しらせ」の乗組員はすべて海上自衛官で、約170人が乗り組み、船内に居住している。毎年半数の乗員が入れ替わって2年間で交代する。「しらせ」に乗って南極に生きたいという希望者は多いので、選ばれるのはたいへんだ。