世界の海の深層海流を動かす南極の氷

凍る海のふしぎ2

海水が凍るとき下向きの強い流れができる

海の水が寒さで温度が下がり、ついに凍ってしまうときには、海水の中の水分だけが氷になる。塩分は凍らないで氷の外へ追いだされるので、重い海水ができる。

海水が凍っていく氷の下では、塩分が濃くなって重くなった海水が底へ向かって沈んでいくのだ。冷凍室で海水を凍らせる実験をやってみた。そのビデオをみてみよう。

海水が凍る実験のビデオ

南極海が凍るときには、温度が下がって重くなり、さらに塩分が増えて重くなった海水が大量に作られる。南極が秋から冬に向かう季節に、日本の面積の50倍もある広い海で、この冷たくて重い海水が沈み始めると、どんなことがおきるだろうか!

沈んでいく重く冷たい海水

白い線に見えるのが沈んでいく重くて冷たい海水。上の黒い部分は氷で、上へ上っていく黒いものは、水が凍った氷の結晶。重い海水がよく見えるように、シュリーレン法という撮影法で写している。