46億年前、宇宙のチリが集まって太陽系が生まれた!

「始源的隕石」とよばれるもっとも古い隕石

太陽系が46億年前に誕生したことを示す
地球上にはない宇宙の起源の物質

始源的隕石はコンドリュールという球形の物質を含んでいて、コンドライトと呼ばれる隕石だ。コンドリュールは現在の地球にはない岩石で、年代測定をすると46億年前に冷えて固まった小惑星群の岩石であることがわかる。
46億年以上古い岩石は発見されておらず、太陽系が誕生した最初の岩石と考えられ、太陽系が46億年前に誕生したことを示している。 コンドリュールは宇宙のチリやガスからできた最初の物質で、惑星まで成長して熱や圧力による変化を受けず、太陽系の始源物質がそのまま残されているのだ。

解説ビデオ

始源隕石のなりたち
国立極地研究所 小島先生のお話

解説

始源的隕石「コンドライト」

Yamato-82038, 199.90g, LL3 chondrite

断面の拡大写真の丸い粒の部分がコンドリュールで、現在の地球では見られない46億年前の年代を示す岩石だ。
宇宙のチリやガスから最初にできたこの始源的な岩石は、やがて寄り集まって小惑星にまで成長し、高温になって内部がとけ、分化した隕石がつくられていった。

太陽大気が固まってできた始源的隕石

始源的隕石を作っているさまざまな元素の割合は、太陽の大気(太陽の周囲を取り囲んでいる気体になっている物質)の分析結果とほとんど同じだ。このことから、始源的隕石が太陽を取り囲んでいたチリやガスがだんだん冷やされ、岩石として固形化したものだということがわかる。

探査衛星「はやぶさ」が小惑星まで宇宙旅行

写真:JAXA(小惑星「イトカワ」を探査する日本の衛星)

日本の探査衛星「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」に到達し、写真などさまざまな情報を地球に送ってきた。「イトカワ」は宇宙に浮かぶ巨大な始源的隕石だ。

小惑星イトカワ

大きさは540×270×210m
イトカワから約8kmの位置から撮影
www:jaxa.jpより