昭和基地の車両
南極大陸で活躍する飛行機
 
 南極での初飛行は、1928年11月16日にデセプション島から南極半島を飛んだサー・ヒューバート・ウィルキンス操縦のロッキードベガ機で、リンドバーグが大西洋横断をした翌年でした。同じシーズンにアメリカのバードは、フォード3発機(フロイドベネット号)など3機をロス棚氷上のリトルアメリカ基地に持ち込み、1929年11月29日初の南極点往復飛行に成功し、南極の航空機時代の幕開けとなりました。その後、バード、クリステンセン、モーソン、エルスワースなどによる空からの果敢な探検により、未知の大陸のべールは急速にはがされていきました。

 一方、1920年に帝国議会に南北両極飛行機探検についての請願書を出した白瀬中尉の先見の明は注目に値します。
 
 アメリカのマクマード基地には海氷及び棚氷上に長い滑走路があり、夏季には米空軍の大型輸送機(C-130)が定期便として運行しています。昭和基地には観測用としてセスナ機とピラタスポーター機の2機の小型飛行機が配置され、海氷調査、航空写真撮影、エアーサンプリングなどに活躍しています。